![]() スピロ(5.5)ウンデカン誘導体
专利摘要:
本発明は、μオピオイドレセプター及びORL1レセプターに親和性を有する化合物、その製造方法、前記化合物を含有する医薬及び医薬を製造するための前記化合物の使用に関する。 公开号:JP2011515430A 申请号:JP2011501141 申请日:2009-03-25 公开日:2011-05-19 发明作者:エングルベルガー・ヴェルナー;シュレーバー・ヴォルフガング;シュンク・シュテファン;タイル・フリッツ;ツェモルカ・ザスキア;リンツ・クラウス;ローロフ・ビルギット 申请人:グリュネンタール・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング; IPC主号:C07D209-96
专利说明:
[0001] 本発明は、μオピオイドレセプター及びORL1レセプターに親和性を有する置換されたスピロ環状シクロヘキサン誘導体、その製造方法、前記化合物を含有する医薬及び医薬を製造するための前記化合物の使用に関する。] 背景技術 [0002] μオピオイドレセプター及びORL1レセプターに親和性を有するスピロ環状シクロヘキサン誘導体は先行技術において公知である。この関連で、例えば広範囲に国際公開第2004/043967号パンフレット、国際公開第2005/063769号パンフレット、国際公開第2005/066183号パンフレット、国際公開第2006/018184号パンフレット、国際公開第2006/108565号パンフレット、国際公開第2007/124903号パンフレット及び国際公開第2008/009416号パンフレットを参照することができる。] [0003] これら公知の化合物は、しかしながら、それぞれの観点で満足できるものではなく、同等であるか又は改善された特性を有する他の化合物の必要性が生じる。] [0004] これらの公知の化合物は、適当な結合アッセイにおいてhERGイオンチャンネルに対して、L型カルシウムイオンチャンネル(フェニルアルキルアミン結合部位、ベンゾチアゼピン結合部位、ジヒドロピリジン結合部位)に対して、又はナトリウムチャンネルに対してBTXアッセイ(バトラコトキシン)においてときおり所定の親和性を示し、このことはそれぞれ心臓血管の副作用の兆候であることを示し得る。さらに、これらの公知の化合物の多くは、水性媒体中でわずかな溶解度を示すだけであり、このことは特に生物学的利用能にとって不利な影響を及ぼしかねない。さらに、これらの公知の化合物の化学的安定性はしばしば不十分である。これらの化合物が十分なpH安定性、UV安定性又は酸化安定性を示さず、このことは特に貯蔵安定性に関して、及び経口による生物学的利用能に関しても不利な影響を及ぼしかねない。さらに、これらの公知の化合物は、部分的に不都合なPK/PD(薬物動態学/薬力学)プロフィールを有し、このことは例えば長すぎる作用時間に見ることができる。] [0005] これらの公知の化合物の代謝安定性も改善が必要であるように見える。改善された代謝安定性は、高められた生物学的利用能を示唆することができる。医薬の吸収及び排泄に関与する輸送分子との相互作用が弱いか又は相互作用が存在しないことも、改善された生物学的利用能及び場合により低い医薬相互作用に関する示唆である。さらに、医薬の分解及び排泄に関与する酵素との相互作用はできる限り低いことも好ましい、それというのもこの試験結果は、同様に、場合により医薬相互作用が低いか又はほとんどないことが期待されることを示唆しているためである。] [0006] さらに、これらの公知の化合物は、例えば情動不安(Dysphorie)、鎮静及び利尿のような副作用の原因となるカッパオピオイドレセプターに対してときおりわずかな選択性を示す。] 先行技術 [0007] 国際公開第2004/043967号パンフレット 国際公開第2005/063769号パンフレット 国際公開第2005/066183号パンフレット 国際公開第2006/018184号パンフレット 国際公開第2006/108565号パンフレット 国際公開第2007/124903号パンフレット 国際公開第2008/009416号パンフレット] 発明が解決しようとする課題 [0008] 本発明の根底をなす課題は、製剤学的目的に適していてかつ先行技術の化合物と比べて利点を有する化合物を提供することである。] 課題を解決するための手段 [0009] 前記課題は、特許請求の範囲の主題によって解決される。] [0010] 意外にも、μオピオイドレセプター及びORL1レセプターに親和性を有する置換された化合物を製造することができることが見出された。] [0011] 本発明は一般式(1)の、個々の立体異性体の形態又はそれらの混合物の形態、遊離化合物及び/又はその生理学的に許容し得る塩の形態の化合物に関し、 式中、 A1は、−N=又は−CR7=を表し、 A2は、−N=又は−CR8=を表し、 A3は、−N=又は−CR9=を表し、 A4は、−N=又は−CR10=を表し; ただし、基A1、A2、A3及びA4の多くても2つは、好ましくは基A1、A2、A3及びA4の0、1又は2つは−N=を表し、 Y1、Y1'、Y2、Y2'、Y3、Y3'、Y4及びY4'は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2からなる群から選択され;好ましくはそれぞれ無関係に、−H、−F、−Cl、−CN及び−C1〜C8−脂肪族基より成る群から選ばれるか、又はY1及びY1'、又はY2及びY2'、又はY3及びY3'、又はY4及びY4'は一緒になって=Oを表し; Wは、−NR4−、−O−又は−S−を表し、好ましくは−NR4−又は−O−を表し; R0は、それぞれ無関係に、−C1〜C8−脂肪族基、−C3〜C12−環状脂肪族基、−アリール、−ヘテロアリール、−C1〜C8−脂肪族基−C3〜C12−環状脂肪族基、−C1〜C8−脂肪族基−アリール、−C1〜C8−脂肪族基−ヘテロアリール、−C3〜C8−環状脂肪族基−C1〜C8−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基−アリール又は−C3〜C8−環状脂肪族基−ヘテロアリールを表し; R1及びR2は、相互に無関係に、−H又は−R0を表し;又はR1及びR2は、一緒になって−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR11CH2CH2−又は−(CH2)3−6−を表し; R3は、−R0を表し; R4は、−H、−R0、−COR12又は−S(=O)2R12を表し; R5、R5'、R6、R6'、R7、R8、R9、R10、R18及びR19はそれぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR13、−SR13、−S(=O)2R13、−S(=O)2OR13、−S(=O)2NR14R15、−CN、−C(=O)OR13、−C(=O)NR13、−C(=O)NR0OR0、−NR14R15、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−NHC(=O)OR0、−NHS(=O)1−2R0、=O又は−R0を表し;又はR5及びR6は、一緒になって−(CH2)2−6−を表し、その際、個々の水素原子は−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR13、−CN又は−C1〜C6−脂肪族基によって置き換えられてもよく; R11は、それぞれ無関係に、−H、−R0又は−C(=O)R0を表し; R12は、それぞれ無関係に、−H、−R0、−OR13又は−NR14R15を表し; R13は、それぞれ無関係に、−H又は−R0を表し; R14及びR15は、相互に無関係に、−H又は−R0を表し;又はR14及びR15は、一緒になって−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR16CH2CH2−又は−(CH2)3−6−を表し; R16は、−H又は−C1〜C6−脂肪族基を表し; その際、 「脂肪族基」は、それぞれ分枝又は非分枝の、飽和又はモノ又はポリ不飽和の、非置換又はモノ又はポリ置換された脂肪族炭化水素基であり; 「環状脂肪族基」は、それぞれ飽和又はモノ又はポリ不飽和の、非置換又はモノ又はポリ置換された、脂環状、単環状又は多環状の炭化水素基であり、この環炭素原子の数は、好ましくは記載された範囲内にあり(例えば、「C3〜C8−」環状脂肪族基は、好ましくは3、4、5、6、7又は8個の環炭素原子を有する); その際、「脂肪族基」及び「環状脂肪族基」に関して、「モノ又はポリ置換された」とは、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)−OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NH−C(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2からなる群から相互に無関係に選択される置換基による1個もしくは数個の水素原子のモノもしくはポリ置換、例えば、1箇所、2箇所、3箇所又は全部の箇所の置換であると解釈され; 「アリール」とは、それぞれ無関係に、少なくとも1つの芳香環を有するが、環中にヘテロ原子を有していない炭素環状環系を表し、その際、このアリール基は、場合により、他の飽和、(部分)不飽和又は芳香族環系が縮合されてもよく、かつそれぞれのアリール基は、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されてもよく、その際これらのアリール置換基は同じ又は異なり、かつこのアリールのそれぞれ任意でかつ可能な位置にあることができ; 「ヘテロアリール」は、1、2、3、4又は5個のヘテロ原子を有する5員、6員又は7員の、環状芳香族基を表し、その際、このヘテロ原子は、同じ又は異なる窒素、酸素又は硫黄であり、このヘテロ環は不飽和であるか又はモノ又はポリ置換されてもよく;この複素環が置換された場合には、この複数の置換基は同じ又は異なり、かつへテロアリールの任意でかつ可能な位置に存在することができ;及びこの複素環は部分的に二環状又は多環状の系であることができ; その際、「アリール」及び「ヘテロアリール」に関して、「モノ又はポリ置換された」とは、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2より成る群から選ばれる置換基による環系の1個もしくは数個の水素原子のモノもしくはポリ置換であると解釈され;その際、場合により存在するN環原子はそれぞれ酸化されてもよい(N−オキシド)。] [0012] 異なる基、例えばR0、R7、R8、R9並びにR10を要約する場合に、及び前記置換基の基、例えば−OR13、−SR13、−S(=O)2R13又は−COOR13を要約する場合、置換基、例えばR13は2つ以上の基、例えばR0、R7、R8、R9並びにR10を表し、1つの物質の中で異なる意味を引き受ける。] [0013] この本発明による化合物は、ORL1レセプター及びμオピオイドレセプターに良好な結合性を示す。] 実施例 [0014] 好ましい実施形態の場合には、本発明による化合物は少なくとも0.1のORL1/μ親和性の比率を有する。このORL1/μ比率は、1/[Ki(ORL1)/Ki(μ)]として定義される。特に好ましくはこのORL1/μ比率は、少なくとも0.2又は少なくとも0.5、好ましくは少なくとも1.0又は少なくとも2.0、さらに好ましくは少なくとも3.0又は少なくとも4.0、最も好ましくは少なくとも5.0又は少なくとも7.5、特に少なくとも10又は少なくとも15である。好ましい実施形態の場合に、このORL1/μ比率は0.1〜30の範囲内、好ましくは0.1〜25の範囲内にある。] [0015] 他の好ましい実施形態の場合に、本発明による化合物は、30より高く、好ましくは少なくとも50、さらに好ましくは少なくとも100、最も好ましくは少なくとも200、特に少なくとも300のORL1/μ親和性の比率を有する。] [0016] これらの本発明による化合物は、好ましくはμオピオイドレセプターで高くても500nM、好ましくは高くても100nM、さらに好ましくは高くても50nM、最も好ましくは高くても10nM、特に高くても1.0nMのKi値を有する。] [0017] μオピオイドレセプターでのこのKi値を測定する方法は当業者に公知である。実施例との関連で記載したような測定を行うのが好ましい。] [0018] これらの本発明による化合物は、好ましくはORL1レセプターで高くても500nM、好ましくは高くても100nM、さらに好ましくは高くても50nM、最も好ましくは高くても10nM、特に高くても1.0nMのKi値を有する] [0019] ORL1レセプターでのこのKi値を測定する方法は当業者に公知である。実施例との関連で記載したような測定を行うのが好ましい。] [0020] 意外にも、ORL1レセプター及びμオピオイドレセプターに対して親和性を有し、1/[Ki(ORL1)/Ki(μ)]として定義されたORL1対μの比率が0.1〜30、好ましくは0.1〜25の範囲内にある化合物は、他のオピオイドレセプターリガンドと比較して明らかな利点を有する薬理学的プロフィールを有することが明らかになった。] [0021] 1.本発明による化合物は、急性痛モデルにおいて有効性を示し、この化合物はときおり慣用の工程3オピオイドに匹敵する。同時に、この化合物は慣用のμオピオイドと比較して明らかに改善された適合性により優れている。] [0022] 2.慣用の工程3オピオイドとは反対に、本発明による化合物は単神経障害性痛及び多発神経障害性痛モデルにおいて明らかに高い有効性を示し、このことはORL1成分とμオピオイド成分との相乗効果に起因する。] [0023] 3.慣用の工程3オピオイドとは反対に、本発明による化合物は、神経障害性の動物において、抗異痛作用又は抗痛覚過敏作用と抗侵害受容効果との十分な分離、好ましくは完全な分離を示す。] [0024] 4.慣用の工程3オピオイドとは反対に、本発明による化合物は、慢性の炎症性痛(特にカラギナン又はCFAにより誘導された痛覚過敏、内臓性炎症痛)のための動物モデルにおいて、急性痛と比べて明らかに向上した作用を示す。] [0025] 5.慣用の工程3オピオイドとは反対に、μオピオイドに典型的な副作用(特に、呼吸低下、オピオイドにより誘導された痛覚過敏、身体的な依存/禁断、精神的な依存/中毒)は、本発明による化合物の場合に治療的に有効な用量範囲で明らかに低減されるか又は好ましくは観察されない。] [0026] 一方で減少されたμオピオイド副作用に基づき、及び他方で慢性痛、好ましくは神経障害性痛の際に高められた有効性に基づき、混合されたORL1/μアゴニストは純粋なμオピオイドと比較して明らかに拡大された安全間隔により優れている。このことから、痛みの状態、好ましくは慢性痛、さらに好ましくは神経障害性痛の治療において、明らかに拡大された「治療ウィンドウ」が生じる。] [0027] 本発明による化合物の好ましい実施形態の場合に、A1、A2、A3及びA4は−N=ではない。本発明による化合物の他の好ましい実施形態の場合に、基A1、A2、A3及びA4の3つは、−N=ではなく、残りの基は−N=である。好ましくは、A1、A2及びA3は−N=ではなく;又はA1、A2、及びA4は−N=ではなく;又はA1、A3及びA4は−N=ではなく;又はA2、A3及びA4は−N=ではない。本発明による化合物の他の好ましい実施形態の場合に、基A1、A2、A3及びA4の2つは、−N=ではなく、他の2つの基は−N=である。好ましくは、A1及びA2は−N=であり、A3及びA4は−N=ではないか;又はA2及びA3は−N=であり、A1及びA4は−N=ではないか;又はA3及びA4は−N=であり、A1及びA2は−N=ではないか;又はA1及びA3は−N=であり、A2及びA4は−N=ではないか;又はA1及びA4が−N=であり、A2及びA3は−N=ではないか;又はA2及びA4は−N=であり、A1及びA3は−N=ではない。] [0028] 好ましくは、Y1、Y1'、Y2、Y2'、Y3、Y3'、Y4及びY4'は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NH2、−NH−C1〜C6−脂肪族基、−NH−C3〜C8−環状脂肪族基、−NH−C1〜C6−脂肪族基−OH、−N(C1〜C6−脂肪族基)2、−N(C3〜C8−環状脂肪族基)2、−N(C1〜C6−脂肪族基−OH)2、−NO2、−NH−C1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基、−NH−C1〜C6−脂肪族基−アリール、−NH−C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール、−NH−アリール、−NH−ヘテロアリール、−SH、−S−C1〜C6−脂肪族基、−S−C3〜C8−環状脂肪族基、−S−C1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基、−S−C1〜C6−脂肪族基−アリール、−S−C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール、−S−アリール、−S−ヘテロアリール、−OH、−O−C1〜C6−脂肪族基、−O−C3〜C8−環状脂肪族基、−O−C1〜C6−脂肪族基−OH、−O−C1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基、−O−C1〜C6−脂肪族基−アリール、−O−C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール、−O−アリール、−O−ヘテロアリール、−O−C(=O)C1〜C6−脂肪族基、−O−C(=O)C3〜C8−環状脂肪族基、−O−C(=O)C1〜C6−脂肪族基−OH、−O−C(=O)C1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基、−O−C(=O)C1〜C6−脂肪族基−アリール、−O−C(=O)C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール、−O−C(=O)アリール、−O−C(=O)ヘテロアリール、−C1〜C6−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基、−C1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基、−C1〜C6−脂肪族基−アリール、−C1−6−脂肪族基−ヘテロアリール、−アリール、−ヘテロアリール、−C(=O)C1〜C6−脂肪族基、−C(=O)C3〜C8−環状脂肪族基、−C(=O)C1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基、−C(=O)C1〜C6−脂肪族基−アリール、−C(=O)C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール、−C(=O)アリール、−C(=O)ヘテロアリール、−CO2H、−CO2−C1〜C6−脂肪族基、−CO2−C3〜C8−環状脂肪族基、−CO2−C1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基、−CO2−C1〜C6−脂肪族基−アリール、−CO2−C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール、−CO2−アリール、−CO2−ヘテロアリールより成る群から選ばれるか;又はY1及びY1'、又はY2及びY2'、又はY3及びY3'、又はY4及びY4'は一緒に=Oを表す。好ましくは、Y1、Y1'、Y2、Y2'、Y3、Y3'、Y4及びY4'は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NH2及び−OHより成る群から選ばれる。] [0029] 好ましい実施形態の場合に、基Y1、Y1'、Y2、Y2'、Y3、Y3'、Y4及びY4'の1つは−Hではなく、残りの基は−Hである。] [0030] 特に好ましくは、Y1、Y1'、Y2、Y2'、Y3、Y3'、Y4及びY4'はそれぞれ−Hである。] [0031] 一般式(1)の本発明による化合物の好ましい実施形態は、一般式(2)、(3)、(4)又は(5)である:] [0032] 本発明による化合物の好ましい実施形態の場合に、Wは、−NR4−である。] [0033] R0は、それぞれ無関係に、−C1〜C8−脂肪族基、−C3〜C12−環状脂肪族基、−アリール、−ヘテロアリール、−C1〜C8−脂肪族基−C3〜C12−環状脂肪族基、−C1〜C8−脂肪族基−アリール、−C1〜C8−脂肪族基−ヘテロアリール、−C3〜C8−環状脂肪族基−C1〜C8−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基−アリール又は−C3〜C8−環状脂肪族基−ヘテロアリールを表す。この場合、−C1〜C8−脂肪族基−C3〜C12−環状脂肪族基、−C1〜C8−脂肪族基−アリール又は−C1〜C8−脂肪族基−ヘテロアリールは、−C3〜C12−環状脂肪族基、−アリール基又は−ヘテロアリール基がそれぞれ二価の−C1〜C8−脂肪族基−を介して結合していることを意味する。−C1〜C8−脂肪族基−アリールの好ましい例は、−CH2−C6H5、−CH2CH2−C6H5、及び−CH=CH−C6H5である。さらに、−C3〜C8−環状脂肪族基−C1〜C8−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基−アリール又は−C3〜C8−環状脂肪族基−ヘテロアリールは、−C1〜C8−脂肪族基、−アリール基又は−ヘテロアリール基がそれぞれ二価の−C3〜C8−環状脂肪族基−を介して結合していることを意味する。−C3〜C8−環状脂肪族基−アリールの好ましい例は、−シクロプロピル−フェニルである。] [0034] 好ましくは、R1及びR2は、相互に無関係に、−H;−C1〜C6−脂肪族基;−C3〜C8−環状脂肪族基、−C1〜C6−脂肪族基−アリール、−C1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基又は−C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリールを表すか;又は基R1及びR2は一緒になって1つの環を形成し、−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR11CH2CH2−又は−(CH2)3−6−を表す。] [0035] 好ましくは、R1及びR2は、相互に無関係に、−H;−C1〜C5−脂肪族基を表すか;又は基R1及びR2は一緒になって1つの環を形成し、−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR11CH2CH2−又は−(CH2)3−6−を表し、その際、R11は好ましくは−H又は−C1〜C5−脂肪族基を表す。] [0036] 特に、R1及びR2は、相互に無関係に、−CH3又は−Hを表し、その際、R1及びR2は同時に−Hを表さないか;又はR1及びR2は1つの環を形成し、−(CH2)3−4−を表す化合物が好ましい。] [0037] さらに特に、R1及びR2は−CH3を表す化合物が好ましい。] [0038] R3は、−C1〜C8−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基、−アリール、−ヘテロアリールを表すか;又はそれぞれ−C1〜C3−脂肪族基を介して結合した−アリール、−ヘテロアリール又は−C3〜C8−環状脂肪族基を表すのが好ましい。] [0039] 特に、R3は、エチル、−プロピル、−ブチル、−ペンチル、−ヘキシル、−ヘプチル、−シクロペンチル、−シクロヘキシル、−フェニル、−ベンジル、−ナフチル、−アントラセニル、−チオフェニル、−ベンゾチオフェニル、−フリル、−ベンゾフラニル、−ベンゾジオキソラニル、−インドリル、−インダニル、−ベンゾジオキサニル、−ピロリル、−ピリジル、−ピリミジル又は−ピラジニル(それぞれ非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);飽和の非分枝の−C1〜C3−脂肪族基を介して結合した−C5〜C6−環状脂肪族基、−フェニル、−ナフチル、−アントラセニル、−チオフェニル、−ベンゾチオフェニル、−ピリジル、−フリル、−ベンゾフラニル、−ベンゾジオキソラニル、−インドリル、−インダニル、−ベンゾジオキサニル、−ピロリル、−ピリミジル、−チアゾリル又は−ピラジニル(それぞれ非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)を表すのが好ましい。] [0040] さらに好ましくは、R3は、−プロピル、−ブチル、−ペンチル、−ヘキシル、−フェニル、−フリル、−チオフェニル、−ナフチル、−ベンジル、−ベンゾフラニル、−インドリル、−インダニル、−ベンゾジオキサニル、−ベンゾジオキソラニル、−ピリジル、−ピリミジル、−ピラジニル、−チアゾリル又は−ベンゾチオフェニル(それぞれ非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);飽和の非分枝の−C1〜C3−脂肪族基を介して結合した−フェニル、−フリル又は−チオフェニル(それぞれ非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)を表す。] [0041] さらに、R3は、−プロピル、−ブチル、−ペンチル、−ヘキシル、−フェニル、−フェネチル、−チオフェニル、−ピリジル、−チアゾリル、−ベンゾチオフェニル又は−ベンジル(それぞれ置換されているか又は非置換である)が有利であり、特に−プロピル、−3−メトキシプロピル、−ブチル、−ペンチル、−ヘキシル、−フェニル、−3−メチルフェニル、−3−フルオロフェニル、−ベンゾ[1,3]−ジオキソリル、−チエニル、−ベンゾチオフェニル、−4−クロロベンジル、−ベンジル、−3−クロロベンジル、−4−メチルベンジル、−2−クロロベンジル、−4−フルオロベンジル、−3−メチルベンジル、−2−メチルベンジル、−3−フルオロベンジル、−2−フルオロベンジル、−1−メチル−1,2,4−チアゾリル又は−フェネチルが好ましい。] [0042] さらに特に、R3は、−ブチル、−エチル、−3−メトキシプロピル、−ベンゾチオフェニル、−フェニル、−3−メチルフェニル、−3−フルオロフェニル、−ベンゾ[1,3]−ジオキソリル、−ベンジル、−1−メチル−1,2,4−チアゾリル、−チエニル又は−フェネチルを表すのが好ましい。] [0043] 最も好ましくは、R3は、−フェニル、−ベンジル又は−フェネチル(それぞれ非置換であるか又は環がモノ又はポリ置換されている);−C1〜C5−脂肪族基、−C4〜C6−環状脂肪族基、−ピリジル、−チエニル、−チアゾリル、−イミダゾリル、−1,2,4チアゾリル又は−ベンゾイミダゾリル(非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)を表す。] [0044] 特に、R3は、−フェニル、−ベンジル、−フェネチル、−チエニル、−ピリジル、−チアゾリル、−イミダゾリル、−1,2,4−チアゾリル、−ベンゾイミダゾリル又は−ベンジル(非置換であるか又は1箇所もしくは数箇所−F、−Cl、−Br、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5又は−N(CH3)2で置換されている);−エチル、−n−プロピル、−2−プロピル、−アリル、−n−ブチル、−iso−ブチル、−sec−ブチル、−tert−ブチル、−n−ペンチル、−iso−ペンチル、−neo−ペンチル、−n−ヘキシル、−シクロペンチル又は−シクロヘキシル(それぞれ非置換であるか又は1箇所もしくは数箇所−OH、−OCH3又は−OC2H5で置換されている)を表し、その際、好ましくは−チエニル、−ピリジル、−チアゾリル、−イミダゾリル、−1,2,4−チアゾリル及び−ベンゾイミダゾリルは非置換である。] [0045] 特に、R3は、−フェニル(非置換であるか又は−F、−Cl、−CN、−CH3で1箇所置換されている);−チエニル;−エチル、−n−プロピル又は−n−ブチル(非置換であるか又は−OCH3、−OH又は−OC2H5、特に−OCH3でモノ又はポリ置換されている)が好ましい。] [0046] 好ましくは、R4は、−H;−C1〜C6−脂肪族基、−アリール、−ヘテロアリール、−C1〜C6−脂肪族基−アリール、−C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール又は−C1〜C6−脂肪族基−環状脂肪族基、−COR12又は−SO2R12を表す。特に、R4は−Hを表すのが好ましい。] [0047] R5及びR5'は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR13、−SR13、−S(=O)2R13、−S(=O)2OR13、−S(=O)NR14R15、−CN、−C(=O)OR13、−C(=O)NR13、−C(=O)NR0OR0、−NR14R15、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−NHC(=O)OR0、−NHS(=O)1−2R0又は−R0を表すか;又はR5及びR5'は一緒になって=Oを表すのが好ましい。R5及びR5'は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−C1〜C6−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基、−アリール、−ヘテロアリール、−C1〜C6−脂肪族基−アリール、−C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール、−C1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基、−NR14R15、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)OR0、−COOR13、−CONR13又は−OR13を表すのが好ましい。] [0048] 好ましい実施形態の場合に、R5及びR5'は、−Hを表す。他の好ましい実施形態の場合には、R5は−Hを表し、R5'は、−Hを表さない。他の好ましい実施形態の場合には、R5もR5'も、−Hを表さない。] [0049] さらに、R5は、−H、−C1〜C5−脂肪族基又は−COOR13を表すのが好ましい。特に、R5は、−CH3、−CH2OH、−COOH又は−COOCH3を表すのが好ましい。さらに特に、R5は−Hを表すのが好ましい。] [0050] R6及びR6'は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR13、−SR13、−S(=O)2R13、−S(=O)2OR13、−S(=O)NR14R15、−CN、−C(=O)OR13、−C(=O)NR13、−C(=O)NR0OR0、−NR14R15、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−NHC(=O)OR0、−NHS(=O)1−2R0又は−R0を表すか;又はR6及びR6'は一緒になって=Oを表すのが好ましい。好ましくは、R6及びR6'は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−NO2、−CF3、−OR13、−SR13、−S(=O)2R13、−S(=O)2OR13、−CN、−COOR13、−NR14R15、−C1〜C5−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基、−アリール−又はヘテロアリール;又はそれぞれ−C1〜C3−脂肪族基を介して結合した−アリール、−C3〜C8−環状脂肪族基又は−ヘテロアリールを表すか;又はR5及びR6は好ましくは一緒になって−(CH2)n−を表し、式中、n=2、3、4、5又は6を表し、その際、個々の水素原子は−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR13、−CN又は−C1〜C5−脂肪族基により置換されてもよい。] [0051] 好ましい実施形態の場合に、R6及びR6'は、−Hを表す。他の好ましい実施形態の場合には、R6は−Hを表し、R6'は、−Hを表さない。他の好ましい実施形態の場合には、R6もR6'も、−Hを表さない。] [0052] R6は、−H、−C1〜C5−脂肪族基、−アリール又は、−C1〜C3−脂肪族基(架橋)を介して結合した−アリールを表す化合物も有利である。特に、R6は、−H、−CH3、−フェニル又は−ベンジルを表すのが好ましい。さらに特に、R6は−Hを表すのが好ましい。] [0053] R7、R8、R9及びR10は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR13、−SR13、−S(=O)2R13、−S(=O)2OR13、−CN、−COOR13、−NR14R15;−C1〜C5−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基;−アリール又は−ヘテロアリール;又はそれぞれ−C1〜C3−脂肪族基を介して結合した−アリール、−C3〜C8−環状脂肪族基又は−ヘテロアリールを表すのが好ましい。] [0054] R7、R8、R9及びR10は、それぞれ相互に無関係に、−H、−メチル、−エチル、−プロピル、−ブチル、−ピリジル、−O−ベンジル、−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−OH、−OCH3、−NH2、−COOH、−CO−OCH3、−NHCH3、−N(CH3)2又は−NO2を表すのがより好ましい。] [0055] 特に、R7、R8、R9及びR10は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−OH、−CH3、−Cl、−OCH3、−Br又は−NO2を表すのが好ましい。] [0056] 好ましい実施形態の場合に、R7、R8、R9及びR10は、−Hを表す。] [0057] 特に好ましい実施形態の場合には、基R7、R8、R9及びR10の3つは−Hを表し、残りの基、好ましくはR8又はR9は、−Hではなく、好ましくは−F、−Cl、−OH又は−OCH3である。] [0058] 他の好ましい実施形態の場合に、基R7、R8、R9及びR10の2つは−Hを表し、残りの2つの基は−Hではない。] [0059] R11は、−H、−C1〜C5−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基、−アリール、−ヘテロアリール、−C1〜C6−脂肪族基−アリール、−C1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基、−C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール、−C(=O)アリール、−C(=O)ヘテロアリール、又は−C(=O)C1〜C6−脂肪族基を表すのが好ましい。] [0060] R12は、−H、−C1〜C5−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基、−アリール−又は−ヘテロアリール、又はそれぞれ−C1〜C3−脂肪族基を介して結合した−アリール、−C3〜C8−環状脂肪族基又は−ヘテロアリール、又は−OR13又は−NR14R15を表すのが好ましい。特に、R12は、−C2−脂肪族基、好ましくは−CH2CH2−又は−CH=CH−を介して結合された−アリール、好ましくはフェニルであるのが好ましい。] [0061] R13は、−H、−C1〜C5−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基、−アリール又は−ヘテロアリール;又はそれぞれ−C1〜C3−脂肪族基を介して結合した−アリール、−C3〜C8−環状脂肪族基又は−ヘテロアリールを表すのが好ましい。] [0062] R14及びR15は、相互に無関係に、−H、−C1〜C5−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基、−アリール又は−ヘテロアリール;又はそれぞれ−C1〜C3−脂肪族基を介して結合した−アリール、−C3〜C8−環状脂肪族基又は−ヘテロアリールを表すか;又はR14及びR15は一緒になって−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR16CH2CH2−又は−(CH2)3−6−を表すのが好ましい。] [0063] R16は、−H又は−C1〜C6−脂肪族基を表すのが好ましい。] [0064] R18及びR19は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR13、−SR13、−S(=O)2R13、−S(=O)2OR13、−S(=O)NR14R15、−CN、−C(=O)OR13、−C(=O)NR13、−C(=O)NR0OR0、−NR14R15、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−NHC(=O)OR0、−NHS(=O)1−2R0又は−R0を表すか;又はR18及びR19は一緒になって=Oを表すのが好ましい。R18及びR19は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−NO2、−CF3、−OR13、−SR13、−S(=O)2R13、−S(=O)2OR13、−CN、−COOR13、−NR14R15、−C1〜C5−脂肪族基、−C1〜C5−脂肪族基−OH、−C3〜C8−環状脂肪族基、−アリール又はヘテロアリール;又はそれぞれ−C1〜C3−脂肪族基を介して結合した−アリール、−C3〜C8−環状脂肪族基又は−ヘテロアリールを表すのが好ましい。R18及びR19は、それぞれ相互に無関係に、−H、−C1〜C5−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基、−アリール−又は−ヘテロアリール;又はそれぞれ−C1〜C3−脂肪族基を介して結合した−アリール、−C3〜C8−環状脂肪族基又は−ヘテロアリールを表すのがより好ましい。] [0065] 好ましい実施形態の場合に、R18及びR19は、−Hを表す。他の好ましい実施形態の場合には、R18は−Hを表し、R19は、−Hを表さない。他の好ましい実施形態の場合には、R18もR19も、−Hを表さない。] [0066] この記載の目的で、炭化水素基は一方で脂肪族炭化水素基と他方で芳香族炭化水素基に区別される。] [0067] 脂肪族炭化水素基は、それ自体、一方で非環状脂肪族炭化水素基(=「脂肪族基」)と、他方で環状脂肪族炭化水素基、つまり脂環状炭化水素基(=「環状脂肪族基」)に区別される。環状脂肪族基は、単環状又は多環状であることができる。脂環状炭化水素基(「環状脂肪族基」)は、純粋な脂肪族炭素環も、脂肪族複素環をも有し、つまり明確に特定されていない限り、「環状脂肪族基」は、純粋な脂肪族炭素環(例えばシクロヘキシル)、純粋な脂肪族複素環(例えばピペリジル又はピペラジル)及び非芳香族の、多環状の、場合により混合した系(例えば、デカリニル、デカヒドロキノリニル)を有する。] [0068] 芳香族炭化水素は、それ自体、一方で炭素環状の芳香族炭化水素(=「アリール」)と、他方で複素環状の芳香族炭化水素(=「ヘテロアリール」)とに区別される。] [0069] 多環状の、少なくとも部分的に芳香族の系の分類は、好ましくは、多環状の系の少なくとも1つの芳香環が環中に少なくとも1つのヘテロ原子(通常ではN、O又はS)を有するかどうかによる。このようなヘテロ原子の少なくとも1つがこの環中に存在する場合には、好ましくは「ヘテロアリール」(場合により多環状の系の付加的に存在する環として、ヘテロ原子を有するかもしくは有しない他の炭素環状の芳香族又は非芳香族の環が存在する場合であっても)であり、場合によりこの多環状の系の複数の芳香族の環中にこのようなヘテロ原子が存在しない場合には、好ましくは「アリール」(場合により多環状の系の付加的に存在する非芳香族の環中に環ヘテロ原子が存在する場合であっても)である。] [0070] この環状の置換基の中には、従って、分類の際に好ましくは次の優先順位が通用する:ヘテロアリール>アリール>環状脂肪族基。] [0071] この記載の目的で、単結合の及び多結合の、例えば二結合の炭化水素基は概念的に区別されず、つまり「C1〜C3−脂肪族基」は、文脈に応じて、例えば−C1〜C3−アルキル、−C1〜C3−アルケニル及び−C1〜C3−アルキニルも、例えば−C1〜C3−アルキレン−、−C1〜C3−アルケニレン−及び−C1〜C3−アルキニレンも含む。] [0072] 脂肪族基は、それぞれ分枝又は非分枝の、飽和又はモノ又はポリ不飽和の、非置換又はモノ又はポリ置換された脂肪族炭化水素基であるのが好ましい。脂肪族基がモノ又はポリ置換されている限り、この置換基は、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)−OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2からなる群から相互に無関係に選択される。「脂肪族基」は、分枝されているか又は直鎖であることができる非環状飽和又は不飽和の炭化水素基、つまり、アルカニル、アルケニル及びアルキニルを含む。この場合、アルケニルは少なくとも1つのC=C−二重結合を有し、アルキニルは少なくとも1つのC≡C−三重結合を有する。好ましい非置換の単結合の脂肪族基は、−CH3、−CH2CH3、−CH2CH2CH3、−CH(CH3)2、−CH2CH2CH2CH3、−CH(CH3)CH2CH3、−CH2CH(CH3)2、−C(CH3)3、−CH2CH2CH2CH2CH3及び−CH2CH2−CH2CH2−CH2CH3;また同様に−CH=CH2、−C≡CH、−CH2CH=CH2、−CH=CHCH3、−CH2C≡CH、−C≡CCH3及び−CH=CHCH=CH2を含む。好ましい非置換の二結合の脂肪族基は、−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH(CH3)−、−CH(CH3)−CH2−、−CH2CH2CH2−、−CH(CH3)CH2CH2−、−CH2CH(CH3)−CH2−、−CH2CH2CH(CH3)−、−CH−(CH2CH3)CH2−及び−CH2CH2−CH2CH2−;また同様に−CH=CH−、−C≡C−、−CH2CH=CH−、−CH=CHCH2−、−CH2C≡C−及び−C≡CCH2−を含む。好ましい置換された単結合の脂肪族基は、−CH2F、−CHF2、−CF3、−CH2CF3、−CF2CF3、−CH2OH、−CH2CH2−OH、−CH2CHOHCH3、−CH2OCH3及び−CH2CH2OCH3を含む。好ましい置換された二結合の脂肪族基は、−CF2−、−CF2CF2−、−CH2CHOH−、−CHOHCH2−及び−CH2CHOHCH2−を含む。特に、メチル、エチル、n−プロピル及びn−ブチルが好ましい。] [0073] 環状脂肪族基は、それぞれ飽和又はモノ又はポリ不飽和の、非置換又はモノ又はポリ置換された、脂肪族(つまり芳香族でない)、単環状又は多環状の炭化水素基であるのが好ましい。環炭素原子の数は、好ましくは記載された範囲内にある(つまり、「C3〜C8−」環状脂肪族基は、好ましくは3、4、5、6、7又は8個の環炭素原子を有する)。この記載の目的で、「C3〜C8−環状脂肪族基」は、好ましくは、飽和又は不飽和であるが芳香族ではない、3、4、5、6、7又は8個の環炭素原子を有する環状炭化水素基であり、その際、場合により1又は2個の炭素原子は相互に無関係にヘテロ原子S、N又はOにより置き換えられている。シクロアルキルがモノ又はポリ置換されている限り、この置換基は、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)−OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2からなる群から相互に無関係に選択される。好ましくは、C3〜C8−環状脂肪族基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル及びシクロオクテニル、同様にテトラヒドロピラニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピラゾリノニル及びピロリジニルの群より成る群から選ばれる。] [0074] 好ましくは、「脂肪族基」又は「環状脂肪族基」との関連で、「モノ又はポリ置換された」とは、1個又は数個の水素原子の−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−OC1〜C6−アルキル、−OC(=O)C1〜C6−アルキル、−SH、−NH2、−NHC1〜C6−アルキル、−N(C1〜C6−アルキル)2、−C(=O)OC1〜C6−アルキル又は−C(=O)OHによる1箇所もしくは数箇所の置き換え、例えば1箇所、2箇所、3箇所又は4箇所の置き換えであると解釈される。特に好ましい置換基は、−F、−Cl、−OH、−SH、−NH2及び−C(=O)OHである。] [0075] ポリ置換された基とは、異なる原子又は同じ原子が、数箇所、例えば2箇所又は3箇所置換されており、例えば−CF3又は−CH2CF3の場合のように同じC原子に3個又は−CH(OH)−CH=CHCHCl2の場合のように異なる箇所に3個の置換基を有するような基であると解釈される。この多重置換は、同じ又は異なる置換基で行われてもよい。場合により、置換基はそれ自体置換されてもよく;−O−脂肪族基、つまり−OCH2CH2O−CH2CH2OHを有する。脂肪族基又は環状脂肪族基は、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5又は−N(CH3)2で置換されている場合が好ましい。さらに特に、脂肪族基又は環状脂肪族基は、−OH、−OCH3又は−OC2H5で置換されている場合が好ましい。] [0076] 好ましくは、「アリール」とは、それぞれ無関係に、少なくとも1つの芳香環を有するが、環中にヘテロ原子を有していない炭素環状環系を表し、その際、このアリール基は、場合により、他の飽和、(部分)不飽和又は芳香族環系が縮合されてもよく、かつそれぞれのアリール基は、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されてもよく、その際これらのアリール置換基は同じ又は異なり、かつこのアリールのそれぞれ任意でかつ可能な位置にあることができる。好ましいアリールは、フェニル、ナフチル、アントラセニル、フェナントレニル、フルオランテニル、フルオレニル、インダニル及びテトラリニルである。特に、フェニル及びナフチルが好ましい。アリールがモノ又はポリ置換されている限り、このアリール置換基は同じ又は異なることができ、かつこのアリールの任意でかつ可能な全ての位置に存在することができ、かつ−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2からなる群から相互に無関係に選択される。好ましい置換されたアリールは、2−フルオロ−フェニル、3−フルオロ−フェニル、4−フルオロ−フェニル、2,3−ジフルオロ−フェニル、2,4−ジフルオロ−フェニル、3,4−ジフルオロ−フェニル、2−クロロ−フェニル、3−クロロ−フェニル、4−クロロ−フェニル、2,3−ジクロロ−フェニル、2,4−ジクロロ−フェニル、3,4−ジクロロ−フェニル、2−メトキシ−フェニル、3−メトキシ−フェニル、4−メトキシ−フェニル、2,3−ジメトキシ−フェニル、2,4−ジメトキシ−フェニル、3,4−ジメトキシ−フェニル、2−メチル−フェニル、3−メチル−フェニル、4−メチル−フェニル、2,3−ジメチル−フェニル、2,4−ジメチル−フェニル及び3,4−ジメチル−フェニルである。] [0077] ヘテロアリールは、1、2、3、4又は5個のヘテロ原子を有する5員、6員又は7員の、環状芳香族基を表し、その際、このヘテロ原子は、同じ又は異なる窒素、酸素又は硫黄であり、このヘテロ環は不飽和であるか又はモノ又はポリ置換されてもよく;この複素環が置換された場合には、この複数の置換基は同じ又は異なり、かつこのヘテロアリールの任意でかつ可能な位置に存在することができ;及びこの複素環は部分的に二環状又は多環状の系であることができるのが好ましい。「ヘテロアリール」は、ピロリル、インドリル、フリル(フラニル)、ベンゾフラニル、チエニル(チオフェニル)、ベンゾチエニル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾジオキソラニル、ベンゾジオキサニル、フタラジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラニル、インダゾリル、プリニル、インドリジニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、カルバゾリル、フェナジニル、フェノチアジニル又はオキサジアゾリルより成る群から選ばれるのが有利であり、その際、この結合はこのヘテロアリール基のそれぞれ任意でかつ可能な環原子を介して行うことができる。ヘテロアリールがモノ又はポリ置換されている限り、このヘテロアリール置換基は同じ又は異なることができ、かつこのヘテロアリールの任意でかつ可能な位置に存在することができ、かつ−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)−NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NH−C(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2からなる群から相互に無関係に選択される。] [0078] 「アリール」又は「ヘテロアリール」の関連で、「モノ又はポリ置換された」とは、環系の1個以上の水素原子の、1箇所もしくは数箇所、例えば2箇所、3箇所、4箇所又は5箇所の置き換えであると解釈される。] [0079] 特に、(ヘテロ)アリール置換基は、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CHO、−CO2H、−NH2、−NO2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−SH、−SR0、−OH、−OR0、−C(=O)R0、−CO2R0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−S(=O)1−2R0、−S(=O)2NH2、−SO3H、=O又は−R0から相互に無関係に選択されるのが好ましい。好ましい置換基は、−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−OC1〜C6−アルキル、−O−C(=O)−C1〜C6−アルキル、−SH、−NH2、−NHC1〜C6−アルキル、−N(C1〜C6−アルキル)2、−C(=O)OC1〜C6−アルキル又は−C(=O)OHである。特に好ましい置換基は、−F、−Cl、−OH、−SH、−NH2及び−C(=O)OHである。] [0080] 本発明による化合物は、個別の立体異性体の形態又はそれらの混合物の形態、遊離化合物及び/又はその生理学的に許容し得る塩及び/又は溶媒和物の形態で存在することができる。] [0081] 本発明による化合物は、置換パターンに応じて、シクロヘキサン環において立体異性の形態で存在する(シス−トランス−異性体、Z/E−異性体又はsyn−anti−異性体)。] [0082] 好ましい実施形態の場合に、シス異性体のジアステレオマー過剰率は、少なくとも50%de、好ましくは少なくとも75%de、さらに好ましくは少なくとも90%de、最も好ましくは少なくとも95%de、殊に少なくとも99%deである。他の好ましい実施形態の場合に、トランス異性体のジアステレオマー過剰率は、少なくとも50%de、好ましくは少なくとも75%de、さらに好ましくは少なくとも90%de、最も好ましくは少なくとも95%de、殊に少なくとも99%deである。両方のジアステレオマーはその極性が異なるため、以後、無極性ジアステレオマーは極性ジアステレオマーと区別される。両方のジアステレオマーは、(2つの立体中心の場合に)エナンチオマーペアとして存在する(RR+SS又はRS+SR)。] [0083] この異性体(ジアステレオマー)の分離のために適した方法は当業者に公知である。例として、カラムクロマトグラフィー、分取HPLC及び晶析法を挙げることができる。この極性は、例えば薄層クロマトグラフィー(逆相条件ではない)の際に両方のジアステレオマーが溶出される順序の原因となる。] [0084] 本発明による方法は、置換パターンに応じてキラル又はアキラルであることができる。] [0085] 本発明による化合物がキラルである場合には、好ましくはラセミ体として又はエナンチオマーの濃縮された形で存在する。好ましい実施形態の場合に、S−エナンチオマーのエナンチオマー過剰率(ee)は、少なくとも50%ee、好ましくは少なくとも75%ee、さらに好ましくは少なくとも90%ee、最も好ましくは少なくとも95%ee、殊に少なくとも99%eeである。好ましい他の実施形態の場合に、R−エナンチオマーのエナンチオマー過剰率(ee)は、少なくとも50%ee、好ましくは少なくとも75%ee、さらに好ましくは少なくとも90%ee、最も好ましくは少なくとも95%ee、殊に少なくとも99%eeである。] [0086] このエナンチオマーの分離のために適した方法は当業者に公知である。例えば、キラル固定相での分取HPLC及びジアステレオマー中間体への変換が挙げられる。ジアステレオマー中間体への変換は、例えばキラルのエナンチオマー純粋な酸との塩形成として行われる。このように形成されたジアステレオマーの分離後に、この塩は次いで再び遊離塩基又は他の塩に変換される。] [0087] 詳細に特定されていない場合に、本発明による化合物に関するそれぞれの参照は、全ての異性体(例えば立体異性体、ジアステレオ異性体、エナンチオマー)を任意の混合比で有する。] [0088] 詳細に特定されていない場合に、本発明による化合物のそれぞれの参照は、遊離化合物(つまり塩として存在していない形態)及び生理学的に許容し得る塩を有する。] [0089] この記載の目的で、本発明による化合物の生理学的に許容し得る塩は、それぞれの化合物のアニオン又は酸と生理学的、特にヒト及び/又は哺乳類において適用する場合に認容性である無機酸又は有機酸との塩として存在する。] [0090] 特定の酸との生理学的に許容される塩の例は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、メタンスルホン酸、ギ酸、酢酸、シュウ酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、マンデル酸、フマル酸、乳酸、クエン酸、グルタミン酸、サッカリン酸、モノメチルセバシン酸、5−オキソ−プロリン、ヘキサン−1−スルホン酸、ニコチン酸、2−,3−又は4−アミノ安息香酸、2,4,6−トリメチル−安息香酸、α−リポ酸、アセチルグリシン、アセチルサリチル酸、馬尿酸及び/又はアスパラギン酸の塩である。特に好ましいのは、塩酸塩、クエン酸塩及びヘミクエン酸塩である。] [0091] カチオン又は塩基との生理学的に許容し得る塩は、アニオンとしてのそれぞれの化合物と、生理学的に、特にヒト及び/又は哺乳類に適用する場合に許容性である少なくとも1種の、好ましくは無機のカチオンとの塩である。特に好ましいのは、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の塩、並びにアンモニウム塩、特に(一)又は(二)ナトリウム塩、(一)又は(二)カリウム塩、マグネシウム塩又はカルシウム塩である。] [0092] 本発明による化合物は、置換基により、例えばR1、R2及びR3(第1世代の置換基)により定義され、前記置換基はそれ自体場合により置換されている(第2世代の置換基)。定義に応じて、この置換基の置換基はそれ自体新たに置換されてもよい(第3世代の置換基)。例えばY1=−R0、その際、R0=−C1〜C8−脂肪族基(第1世代の置換基)である場合、この−C1〜C8−脂肪族基はそれ自体、例えば−OR0により置換されてもよく、その際、R0=−アリール(第2世代の置換基)である。このことから、官能基−C1〜C8−脂肪族基−Oアリールが生じる。−アリールは、次いでそれ自体新たに、例えば−Cl(第3世代の置換基)により置換されてもよい。このことから、次いで全体として官能基−C1〜C8−脂肪族基−Oアリール−Clが生じる。] [0093] 好ましい実施形態の場合に、この第3世代の置換基は新たに置換されることはできず、つまり、第4世代の置換基は存在しない。] [0094] 他の好ましい実施形態の場合に、この第2世代の置換基は新たに置換されることはできず、つまり、第3世代の置換基は存在しない。換言すると、この実施形態の場合に、R0〜R19の官能基は、それぞれ場合により置換されてもよく、それぞれの置換基はそれ自体新たに置換されることができない。] [0095] 他の好ましい実施形態の場合に、この第1世代の置換基は新たに置換されることはできず、つまり、第2世代の置換基も第3世代の置換基も存在しない。換言すると、この実施形態の場合に、R0〜R19の官能基は、それぞれ置換されていない。] [0096] 「置換された脂肪族基」又は「置換された環状脂肪族基」が、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5又は−N(CH3)2で置換された脂肪族基又は環状脂肪族基を表し;及び「置換されたアリール」又は「置換されたヘテロアリール」は、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5又は−N(CH3)2で置換されたアリール又はヘテロアリールを表し;ラセミ体の形態;エナンチオマー、ジアステレオマー、エナンチオマー又はジアステレオマーの混合物又は個々のエナンチオマー又はジアステレオマーの形態;塩基及び/又は生理学的に許容される酸又はカチオンの塩の形態の化合物が好ましい。] [0097] 本発明による化合物の好ましい実施形態について、R1及びR2は一緒になって1つの環を形成し、−CH2CH2CH2−又は−CH2CH2CH2CH2−を表すことが該当する。特に、R1及びR2は1つの環を形成して、一緒になって−CH2CH2CH2−を表す化合物が好ましい。] [0098] さらに、R3はフェニル、ベンジル又はフェネチル(これらはそれぞれ非置換であるか又は環がモノ又はポリ置換されている);−C1〜C5−アルキル(これは非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);−C4〜C6シクロアルキル(これは非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);−ピリジル、−チエニル、−チアゾリル、−イミダゾリル、−1,2,4トリアゾール又は−ベンズイミダゾリル(これらは非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)を表す化合物も有利である。] [0099] 特に、R3は、−フェニル、−ベンジル、−フェネチル、−チエニル、−ピリジル、−チアゾリル、−イミダゾリル、−1,2,4チアゾリル、−ベンゾイミダゾリル又は−ベンジル(非置換であるか又は1箇所もしくは数箇所−F、−Cl、−Br、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2,−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5又は−N(CH3)2により置換されている);−エチル、−n−プロピル、−2−プロピル、−アリル、−n−ブチル、−イソ−ブチル、−sec−ブチル、−tert−ブチル、−n−ペンチル、−イソ−ペンチル、−ネオ−ペンチル、−n−ヘキシル、−シクロペンチル又は−シクロヘキシルであり、その際、−チエニル、−ピリジル、−チアゾリル、−イミダゾリル、−1,2,4チアゾリル及び−ベンゾイミダゾリルは好ましくは非置換であり、特に−フェニルは非置換であるか又は−F、−Cl、−CN、−CH3により1箇所置換されており;−チエニル;−エチル、−n−プロピル又は−n−ブチルは、非置換であるか又は−OCH3、−OH又は−OC2H5により、特に−OCH3によりモノ又はポリ置換されている化合物が好ましい。] [0100] 本発明による化合物の好ましい実施形態について、R5は、−H、−CH3、−COOH、−COOCH3、−CH2O−フェニル(その際、前記フェニル基は−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5又は−N(CH3)2で置換されてもよい)又は−CH2OHを表すことが通用する。特に、R5はHを表す化合物が好ましい。] [0101] R6は、−H;−メチル、−エチル、−CF3、−ベンジル又は−フェニルを表すことができ、その際、前記ベンジル基又はフェニル基は、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5又は−N(CH3)2で置換されていることができる化合物も有利である。特に、R6はHを表すスピロ環状シクロヘキサン誘導体が好ましい。] [0102] さらに、R7、R8、R9及びR10は、相互に無関係に、−H;−C1〜C5−アルキル(分枝又は非分枝の、非置換であるか又はモノ又はジ置換されている);−F、−Cl、−Br、−I、−CF3、−OH、−OCH3、−NH2、−COOH、−COOCH3、−NHCH3、−チエニル、−ピリミジニル、−ピリジル、−N(CH3)2又は−NO2を表し、好ましくは基R7、R8、R9及びR10の1つは、−H;−C1〜C5−アルキル(分枝又は非分枝の、非置換であるか又はモノ又はジ置換されている);−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−OCH3、−COOH、−COOCH3、−NH2、−NHCH3又は−N(CH3)2又は−NO2を表し、残りの基は−Hであるか;又は基R7、R8、R9及びR10の2つは、相互に無関係に、−H;−C1〜C5−アルキル(分枝又は非分枝の、非置換であるか又はモノ又はジ置換されている);−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−OCH3、−COOH、−COOCH3、−NH2、−NHCH3又は−N(CH3)2又は−NO2を表し、残りの基は−Hである化合物が好ましい。特に、R7、R8、R9及びR10は、相互に無関係に、−H、−F、−OH、−Cl又は−OCH3を表す、スピロ環状シクロヘキサン誘導体が好ましい。] [0103] 一般式(2)の本発明による化合物の好ましい実施形態は、一般式(2.1)又は(2.2)又は(2.3)又は(2.4)である:] [0104] 一般式(2.1)、(2.2)、(2.3)又は(2.4)の化合物の特に好ましい代表例は次に記載されている:] [0105] 一般式(2.1)の本発明による化合物の好ましい実施形態は、一般式(2.1.1)を有する:] [0106] 式中、RA及びRBは、相互に無関係に、−H、−C1〜C6−脂肪族基、−C(=O)−C1〜C6−脂肪族基、−C(=O)−C3〜C8−環状脂肪族基、−C(=O)−C1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基、−C(=O)−C1〜C6−脂肪族基−アリール、−C(=O)−C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール、−C(=O)−アリール、−C(=O)−ヘテロアリール、−C(=O)−NHC1〜C6−脂肪族基、−C(=O)−NHC3〜C8−環状脂肪族基、−C(=O)−NHC1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基、−C(=O)−NHC1〜C6−脂肪族基−アリール、−C(=O)−NHC1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール、−C(=O)−NHアリール、−C(=O)−NHヘテロアリール、−C(=O)−N(C1〜C6−脂肪族基)2、−C(=O)−N(C3〜C8−環状脂肪族基)2、−C(=O)−N(C1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基)2、−C(=O)−N(C1〜C6−脂肪族基−アリール)2、−C(=O)−N(C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール)2、−C(=O)−N(アリール)2、−C(=O)−N(ヘテロアリール)2、−C(=O)−OC1〜C6−脂肪族基、−C(=O)−OC3〜C8−環状脂肪族基、−C(=O)−OC1〜C6−脂肪族基−C3〜C8−環状脂肪族基、−C(=O)−OC1〜C6−脂肪族基−アリール、−C(=O)−OC1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリール、−C(=O)−Oアリール及び−C(=O)−Oヘテロアリールより成る群から選ばれる。RAは−Hであり、RBは−Hではないのが好ましい。] [0107] 一般式(2.1.1)の化合物の特に好ましい代表例は次に記載されている:] [0108] 一般式(2)の本発明による化合物の他の好ましい実施形態は、一般式(2.5)、(2.6)、(2.7)又は(2.8)である:] [0109] 一般式(2.5)、(2.6)、(2.7)又は(2.8)の化合物の好ましい代表例は次に記載されている:] [0110] 一般式(2)の本発明による化合物の他の好ましい実施形態は、一般式(2.9)又は(2.10)である:] [0111] 一般式(2.9)、又は(2.10)の化合物の好ましい代表例は次に記載されている:] [0112] 本発明の場合に、一般式(6)の化合物が特に有利である 式中、 A2は、−N=又は−CR8=を表し、 R0は、それぞれ無関係に、−C1〜C8−脂肪族基、−C3〜C12−環状脂肪族基、−アリール、−ヘテロアリール、−C1〜C8−脂肪族基−C3〜C12−環状脂肪族基、−C1〜C8−脂肪族基−アリール、−C1〜C8−脂肪族基−ヘテロアリール、−C3〜C8−環状脂肪族基−C1〜C8−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基−アリール又は−C3〜C8−環状脂肪族基−ヘテロアリールを表し; R1は、−CH3を表し; R2は、−H又は−CH3を表し; 又はR1及びR2は一緒になって−(CH2)3−4−を表し; R3は、−C1〜C6−脂肪族基、−アリール、−ヘテロアリール、−C1〜C6−脂肪族基−アリール又は−C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリールを表し; R5、R5'、R6、R6'、R8、R18、及びR19は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR13、−SR13、−S(=O)2R13、−S(=O)2OR13、−S(=O)2NR14R15、−CN、−C(=O)OR13、−C(=O)NR13、−C(=O)NR0OR0、−NR14R15、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−NHC(=O)OR0、−NHS(=O)1−2R0、=O又は−R0を表し、 R13は、それぞれ無関係に、−H又は−R0を表し; R14及びR15は、相互に無関係に、−H又は−R0を表すのが好ましい。] [0113] N,N,3,3−テトラメチル−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;N,N−ジメチル−3,4’−ジフェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;4’−(3−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−3−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;N,N,4,4−テトラメチル−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;N,N−ジメチル−4’−フェニル−2−(フェニルスルホニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;4’−(ジメチルアミノ)−N−メトキシ−N−メチル−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−2−カルボキサミド;N,N−ジメチル−4’−フェニル−2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;(4’−(ジメチルアミノ)−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−2−イル)メタノール;N4',N4'−ジメチル−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3,4’−ジアミン;N−(4’−(ジメチルアミノ)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3−イル)シンナムアミド;N−(4’−(ジメチルアミノ)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3−イル)−2−フェニルアセトアミド;N−(4’−(ジメチルアミノ)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド;N−(4’−(ジメチルアミノ)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3−イル)−3−フェニルプロパンアミド;N−(4’−(ジメチルアミノ)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3−イル)−2−フェニルシクロプロパンカルボキサミド;N−(4’−(ジメチルアミノ)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3−イル)アセトアミド;4’−ブチル−N,N−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;4’−ベンジル−N,N−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;N,N−ジメチル−4’−(チオフェン−2−イル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;4’−(3−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;4’−(アゼチジン−1−イル)−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン];4’−(アゼチジン−1−イル)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]、4’−(アセチジン−1−イル)−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン](GRT15126H)、N,N−ジメチル−N−(4−ブチル−2’,3’,4’,9’−テトラヒドロ−1H−スピロ[シクロヘキサン−1,1’−カルバゾール]−4−イル)アミン、4’−ベンジル−N,N−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン、4’−(3−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン、N,N−ジメチル−4’−(チオフェン−2−イル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン、(S)−N,N,3−トリメチル−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン又はその生理学的に許容し得る塩及び/又は溶媒和物からなる群からなる化合物がさらに特に有利である。] [0114] 本発明による化合物は、例えば多様な疾患との関連で重要なORL1レセプターに作用するため、前記物質は医薬中の製剤学的作用物質として適している。] [0115] 本発明による他の主題は、従って、少なくとも1種の本発明による化合物を含有し、並びに場合により適当な添加剤及び/又は助剤及び/又は場合により他の作用物質を含有する医薬である。] [0116] 本発明による化合物は、μオピオイドレセプター又はORL1レセプターに対して、国際公開第2004/043967号パンフレットにおいて実施例化合物として開示されている化合物と同等の親和性を有する。しかしながら、これらの化合物と比較して本発明による化合物は、例えば情動不安(Dysphorie)、鎮静及び利尿のような副作用の原因であるカッパオピオイドレセプターに対してより大きな選択性を示す。従って、本発明による化合物は医薬開発のために特に適している。] [0117] 本発明による医薬は、少なくとも1種の本発明による化合物の他に、場合により適当な添加剤及び/又は助剤、並びに担持剤、充填剤、溶剤、希釈剤、着色剤及び/又は結合剤を含有し、かつ液状の医薬剤形として注射溶液、滴剤又は液剤の形態に、半固体の医薬剤形として顆粒剤、錠剤、ペレット、パッチ、カプセル、プラスター/スプレープラスター又はエアゾールの形態に加工することができる。この助剤等の選択並びにその使用されるべき量は従って、前記医薬が、経口、経口的、腸管外、静脈内、腹腔内、皮内、筋肉内、点鼻、バッカル、直腸又は局所、例えば皮膚、粘膜又は目に対して適用されるかどうかに依存する。経口適用のために、錠剤、被覆錠剤、カプセル剤、顆粒剤、滴剤、液剤及びシロップ剤の形態の調製物が適しており、腸管外、局所及び吸入適用のために、溶液、懸濁液、容易に再構築可能な乾燥調製物並びにスプレー剤が適している。場合により皮膚浸透を促進する薬剤の添加下で、デポー剤、溶解した形態又はプラスターの形態の本発明による化合物は、適当な経皮適用調製物である。経口又は経皮適用することができる調製剤形は、それぞれ本発明による化合物を遅延放出することができる。本発明による化合物は、腸管外の長時間デポー剤形、例えばインプラント又はインプラントされたポンプの形でも適用することができる。原則として、本発明による医薬に、当業者に公知の他の作用物質が添加されてもよい。] [0118] 患者に投与すべき作用物質量は、患者の体重、適用種類、適応症及び疾患の重度に依存して変えられる。通常では、少なくとも1種の本発明による化合物0.00005〜50mg/kg、好ましくは0.001〜0.5mg/kgが適用される。] [0119] 本発明による医薬の前記の全ての形態について、前記医薬が、少なくとも1種の本発明による化合物の他に、なお他の作用物質、特にオピオイド、好ましくは強いオピオイド、特にモルフィン、又は麻酔薬、好ましくはヘキソバルビタール又はハロタンを含有する場合が、特に有利である。] [0120] 前記医薬の好ましい形態において、含有される本発明による化合物は純粋なジアステレオマー及び/又はエナンチオマーとして存在する。] [0121] このORL1レセプターは特に痛み発生において同定された。相応して本発明による化合物は、痛み、特に急性痛、神経障害性痛又は慢性痛の治療のための医薬の製造のために使用することができる。] [0122] 本発明の他の主題は、従って、痛み、特に急性痛、内臓性痛、神経障害性痛又は慢性痛を治療するための医薬の製造のための、本発明による化合物の使用である。] [0123] 本発明の他の主題は、不安状態、ストレス及びストレスと関連する症候群、鬱病、てんかん、アルツハイマー病、老人性痴呆、一般的な認識機能障害、学習及び記憶障害(向精神薬として)、禁断症状、アルコール乱用及び/又はドラッグ乱用及び/又薬物乱用、アルコール依存症及び/又はドラッグ依存症及び/又薬物依存症、性的機能障害、心臓血管疾患、低血圧症、高血圧症、耳鳴り、掻痒、偏頭痛、難聴、腸の運動性の不足、摂食障害、拒食症、肥満症、運動器官障害、下痢、悪液質、尿失禁の治療のため、筋弛緩剤、鎮痙剤又は麻酔剤として、又はオピオイド系鎮痛剤又は麻酔剤を用いた治療の際の同時投与のため、利尿又は抗ナトリウム利尿、抗不安のため、運動活力の調節のため、神経伝達物質放出の調節のため及びそれに関連する神経変性疾患の治療のため、禁断症状の治療のため及び/又はオピオイドの中毒能力の低下のための医薬の製造のための、本発明による化合物の使用に関する。] [0124] その際、前記の使用の1つにおいて、この使用された化合物が、純粋なジアステレオマー及び/又はエナンチオマーとして、ラセミ体として又はジアステレオマー及び/又はエナンチオマーの非当モル量の又は当モル量の混合物として存在する場合が好ましいことができる。] [0125] 本発明の更なる主題は、特に、痛みの、特に慢性痛の治療を必要とするヒトを含まない哺乳動物又はヒトの前記された適応症の1つを、治療上有効な用量の本発明による化合物又は本発明による医薬を投与することによる治療方法に関する。] [0126] 本発明の更なる主題は、次の記載及び実施例に記載されたような本発明による化合物の製造方法に関する。] [0127] 好ましい実施形態の場合に、本発明による化合物の合成は、次の一般的合成図により行われる:] [0128] 工程1において、一般式Iaのアルコールを、脱離基(例えば−OSO2−Me、−OSO2−p−トルエン、−OTf)に変換した後で又は直接(ムカイヤマレドックス縮合の意味で)、一般式Ibのハロゲン化物(X=Cl、Br、I)に変換する。これを、ハロゲン金属交換によってタイプIcの相応するリチウムオルガニル([M]=Li])又はグリニャール試薬([M]=MgX])に変換する(工程2)。これとは別に、工程2’で、一般式Ie(R18又はR19=例えばSO2Ph、SOPh、−CN、−C(=O)N(CH3)OCH3)のアルキンから出発して、リチウムアミド(例えばLDA)を用いた脱プロトンによってタイプIcのリチウムオルガニルが製造される。工程3において、一般式Icの金属オルガニルを、一般式IIのシクロヘキサノンのカルボニル基での1,2−付加の意味で反応させて、タイプIdの相応するアルキン構成要素にする。一般式IIのシクロヘキサノン誘導体の合成は、文献(例えば国際公開第05066183号パンフレット、国際公開第040043967号パンフレット、国際公開第0290317号パンフレット、米国特許第4065573号明細書、Lednicer et al.著, J. Med. Chem., 23, 1980, 424-430)に公知である。] [0129] 他の好ましい実施形態の場合に、本発明による化合物の合成は、次の一般的合成図(Larock反応及びスピロ環化)により行われる:] [0130] 第1工程において、一般式IIIの化合物(式中Xはハロゲン基又はスルホン酸エステルを表す)をLarockによるインドール合成の意味で、パラジウム触媒の添加下で一般式Idのアルキンと反応させて、一般式IVaのインドールにする。一般式IIIの化合物は市場で入手可能である(模範的合成は国際公開第2008009416号パンフレットも参照)。第2工程において、一般式IVaの化合物を、フッ化物の存在で又は有機酸もしくは無機酸の存在で脱シリルし、一般式IVbの化合物に変換する。一般式1のスピロ環状化合物の製造のために、一般式IVbのアルコールを、有機酸又はそのトリメチルシリルエステル又は無機酸の添加下で又は遷移金属塩の添加下で反応させる。] [0131] 本発明による化合物の合成のための更なる詳細に関しては、特に適当な出発物質構成要素の合成に関しては、さらに広範囲に、国際公開第2004/043967号パンフレット、国際公開第2005/063769号パンフレット、国際公開第2005/066183号パンフレット、国際公開第2006/018184号パンフレット、国際公開第2006/108565号パンフレット、国際公開第2007/124903号パンフレット及び国際公開第2008/009416号パンフレットが参照される。当業者は、本発明による化合物の合成のために適当な出発物質構成要素は、これらの文献に開示された合成図及び実施例と同様に製造することができることを認識する。] [0132] 実施例: 次の実施例は本発明の詳細な説明のために用いられるものであるが、本発明を限定するものではない。] [0133] 製造された化合物の収量は最適化されていない。全ての温度は修正されていない。「エーテル」の記載はジエチルエーテルを意味し、「EE」の記載は酢酸エチルを意味し、「DCM」の記載はジクロロメタンを意味する。「当量」の記載は物質量当量を意味し、「Smp.」は融点又は溶融温度範囲を意味し、「Zers.」は分解を意味し、「RT」は室温を意味し、「abs.」は絶対(無水)を意味し、「rac.」はラセミ体を意味し、「konz.」は濃縮されたことを意味し、「min」は分を意味し、「h」は時間を意味し、「d」は日を意味し、「Vol.%」は体積パーセントを意味し、「m%」は質量パーセントを意味し、「M」はmol/lで表す濃度表示である。] [0134] カラムクロマトグラフィーの固定相として、E. Merck (Darmstadt)社のシリカゲル60(0.040〜0.063mm)を使用した。薄層クロマトグラフィーによる試験は、E. Merck (Darmstadt)社のHPTLC用製品プレート、シリカゲル60 F 254を用いて実施した。クロマトグラフィー試験のための展開剤の混合比は、常に体積/体積で記載されている。] [0135] 合成手法 a)構成要素合成−アルキン トリフェニルホスフィンジヨージド ヨウ素(13.0g、51mmol)及びトルエン(100mL)の懸濁液を20分間還流下で加熱した。生じた溶液を室温に冷却し、トリフェニルホスフィン(14.0g、53mmol)の無水ジエチルエーテル(100mL)中の溶液に滴下した。生じた黄色の沈殿物を吸引濾過し、ジエチルエーテルで洗浄した。] [0136] 収量:26.4g(96%)、黄色の固体 融点:140〜145℃。] [0137] トリエチル−(5−ヨードペント−1−イニル)シラン トリフェニルホスフィンジヨージド(2.80g、5.4mmol)及びイミダゾール(1.04g、15.4mmol)の無水アセトニトリル(30mL)中の溶液に、アルゴン下で無水アセトニトリル(20mL)中の5−(トリエチルシリル)−4−ペンチン−1−オール(416mg、2.1mmol)の溶液を滴下し、室温で一晩中撹拌した。この粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(38g、20×2.5cm)によってシクロヘキサン/酢酸エチル(9:1)を用いて精製した。] [0138] 収量:450mg(70%)、無色の油状物。 1H-NMR(DMSO-d6): 0.51-0.57 (m, 6H); 0.92-0.97 (m, 9H); 1.90 (quint, 2H, J = 6.8 Hz); 2.35 (t, 2H, J = 6.8 Hz); 3.34 (t, 2H, J = 6.8 Hz)。] [0139] 4−ジメチルアミノ−4−フェニル−1−(5−トリエチルシラニル−ペント−4−イニル)シクロヘキサノール トリエチル−(5−ヨードペント−1−イニル)シラン(4.81g、15.6mmol)中の無水ジエチルエーテル(150mL)の溶液に、アルゴン下で−75℃で、tert−ブチルリチウム(18.4mL、31.2mmol)のペンタン中の1.7M溶液をカニューレを用いて直接この溶液に導入し、その際、内部温度を−70℃〜−75℃に保持した。−75℃で2時間撹拌した後に、4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノン(3.39g、15.6mmol、合成は国際公開第2008009415号パンフレットを参照、ケトン構成単位Ket−10)の無水ジメチルエーテル(150mL)中の溶液をゆっくりと滴加し、−75℃で30分間撹拌し、この反応溶液を次いで室温に温めた。引き続き、この反応混合物に飽和塩化アンモニウム溶液(100mL)を添加し、相を分離し、水相をジエチルエーテル(3×50mL)で抽出し、合わせた有機相を塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(400g、20×7.5cm)により酢酸エチル/メタノール(9:1)を用いて精製した。] [0140] 収量:1.70g(28%)、黄色の油状物、ジアステレオマー。] [0141] トリフェニル−(5−トリメチルシリルペント−4−イニル)ホスホニウムヨージド トリエチル−(5−ヨードペント−1−イニル)シラン(5.02g、16.3mmol)及びトリフェニルホスフィン(3.94g、15mmol)の無水エタノール(100mL)中の溶液を、4時間還流下で、そして一晩中50℃で撹拌し、引き続き更に7時間還流下で加熱した。この反応溶液を、引き続き真空中で濃縮し、この生じた黄色の結晶にジエチルエーテル(50mL)を添加し、撹拌した。ジエチルエーテルを再び真空中で濃縮し、この結晶に酢酸エチル(50mL)を添加した。冷蔵庫中で24時間置いた後に、結晶を吸引濾過し、冷たい酢酸エチル(50mL)で洗浄し、デシケータ中で五酸化リンを用いて乾燥した。] [0142] 収量:5.51g(70%)、白色の固体。 1H-NMR(DMSO-d6): 0.51 (q, J = 7.8, 6H); 0.88 (t, J = 7.9, 9H); 1.71 (t, J = 7.4, 2H); 2.48-2.55 (m, 2H); 3.52-3.62 (m, 2H); 7.68 (m, 15H)。] [0143] b)実施例 実施例番号1及び実施例番号2 工程1: 4−ジメチルアミノ−4−フェニル−1−[3−(2−トリエチルシラニル−1H−インドール−3−イル)プロピル]シクロヘキサノール 4−ジメチルアミノ−4−フェニル−1−(5−トリエチルシラニル−ペント−4−イニル)シクロヘキサノール(504mg、1.26mmol)、ヨードアニリン(331mg、1.51mmol)、[1,3−ビス−(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾール−2−イリデン]−(3−クロロピリジル)パラジウム(II)−クロリド(PEPPSI、171mg、0.25mmol)及び炭酸ナトリウム(668mg、6.3mmol)の混合物を30分間排気した(油ポンプ)。引き続きアルゴンでパージし、シュレンク器具を介して無水N,N−ジメチルホルムアミド(5mL、予めアルゴンで1時間パージした)をシリンジで添加した。この混合物を100℃で18時間撹拌し、その際、これは暗褐色に呈色した。その後、この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物を数回トルエン(3×10mL)中に収容し、それぞれ再び濃縮し、水及び酢酸エチル(それぞれ20mL)に分配し、相を分離した。この水相を、酢酸エチル(2×30mL)で抽出し、この合わせた有機相を1Mチオ硫酸ナトリウム溶液(30mL)及び飽和塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物(750mg)をフラッシュクロマトグラフィー(38g、20×2.5cm)によりクロロホルム/メタノール(97:3)を用いて精製した。得られた混合フラクション(489mg)をもう一回MPLC[LiChroprep Si60(15〜25μm)、130g、46×2.6cm]により、同様にクロロホルム/メタノール(97:3)を用いて精製した。] [0144] 収量:406mg(66%) 融点:79〜83℃。 1H-NMR(DMSO-d6): 0.87-0.92 (m, 6H); 0.93-0.98 (m, 9H); 1.25-1.32 (m, 2H); 1.45-1.52 (m, 2H); 1.57-1.70 (m, 4H); 1.76-1.84 (m, 2H); 1.89 (s, 6H); 2.12-2.23 (m, 2H); 2.73 (t, 2H, J = 7.7 Hz); 3.80 (s, 1H); 6.94 (t, 1H; J = 7.0 Hz); 7.05 (t, 1H; J = 7.0 Hz); 7.19-7.24 (m, 1H); 7.30-7.34 ( m, 4H); 7.36 (d, 1H; J = 8.2 Hz); 7.50 (d, 1H, J = 8.0 Hz); 10.35 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 3.3 (3C); 7.4 (3C); 25.8; 26.4; 28.4 (2C); 32.5 (2C); 37.7 (2C); 42.9; 58.8; 68.7; 109.3; 111.2; 117.8; 118.4; 121.1; 125.3; 126.0; 126.7 (2C); 127.2 (2C); 128.2; 129.7; 138.9。] [0145] 工程2: 4−ジメチルアミノ−1−[3−(1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−フェニルシクロヘキサノール 4−ジメチルアミノ−4−フェニル−1−[3−(2−トリエチルシラニル−1H−インドール−3−イル)プロピル]シクロヘキサノール(852mg、1.8mmol)の無水テトラヒドロフラン(50mL)中の溶液に、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド−三水和物(1.66g、5.3mmol)を添加し、6時間還流下で、引き続き週末の間50℃で撹拌し、その後に真空中で濃縮した。この残留物をフラッシュクロマトグラフィー(38g、20×2.5cm)によって酢酸エチル/メタノール(9:1)を用いて精製した。表題化合物80mgが得られ、これを一晩中シクロヘキサン(20mL)と共に撹拌した。更に、目的化合物406mgが得られ、これはまだ多量の不純物を含有していた。この混合物を、再度フラッシュクロマトグラフィー(38g、20×2.5cm)を用いて精製し、その際、まずシクロヘキサン/酢酸エチル(4:1)を展開剤として使用した。目的化合物を含有する全体のフラクションを、シクロヘキサンで上記のように処理した。] [0146] 収量:241mg(36%)、黄色がかった固体 1H-NMR(CDCl3): 1.36-1.48 (m, 2H); 1.63-1.71 (m, 2H); 1.76-1.90 (m, 5H); 1.95-2.01 (m, 2H); 2.03 (s, 6H); 2.13-2.26 (m, 2H); 2.80 (t, 2H, J = 7.23 Hz); 7.01 (s, 1H); 7.31 (t, 1H, J = 7.3 Hz); 7.19 (t, 1H, J = 7.4 Hz); 7.26 (s, 2H); 7.31-7.39 (m, 4H); 7.62 (d, 1H; J=7.8 Hz); 7.95 (br s, 1H)。] [0147] 工程3: N,N−ジメチル−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン (実施例番号1、極性ジアステレオマー及び実施例番号2、無極性ジアステレオマー) 4−ジメチルアミノ−1−[3−(1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−フェニルシクロヘキサノール(320mg、0.85mmol)の無水ジクロロメタン(20mL)中の懸濁液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステル(755mg、617μL、3.4mmol)を添加し、その際、透明な褐色の溶液が生成し、これを室温で14日間撹拌した。この反応溶液を、引き続きジクロロメタン(10mL)で希釈し、1N炭酸ナトリウム溶液(2×10mL)、水及び飽和塩化ナトリウム溶液(それぞれ10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この残留物(270mg)にメタノール(30mL)を添加し、一晩中室温で撹拌し、その際、淡色の固体が形成され、これを濾別し、少量のメタノール(2mL)で洗浄した。] [0148] 収量:102mg(33%)、淡色の固体 得られたジアステレオマー混合物を分取HPLCを用いて分離した[カラム:Gemini 5μ C18、250×4.6mm;溶離剤:CH3CN:H2O:DEA=750:250:1;1ml/min] 実施例番号1(極性のジアステレオマー):保持時間:10.65min、MH+:359.3。 収量:37mg 実施例番号2(無極性のジアステレオマー):保持時間:18.05min、MH+:359.3。 収量:56mg。] [0149] 実施例番号3及び実施例番号4 工程1: 4−ジメチルアミノ−1−[3−(5−フルオロ−2−トリエチルシラニル−1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−フェニルシクロヘキサノール 4−ジメチルアミノ−4−フェニル−1−(5−トリエチルシラニル−ペント−4−イニル)シクロヘキサノール(525mg、1.31mmol)、4−フルオロ−2−ヨードアニリン(374mg、1.58mmol)、[1,3−ビス−(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾール−2−イリデン]−(3−クロロピリジル)パラジウム(II)−クロリド(PEPPSI、178mg、0.26mmol)及び炭酸ナトリウム(694mg、6.6mmol)の混合物を30分間排気した(油ポンプ)。引き続きアルゴンでパージし、シュレンク器具を介して無水N,N−ジメチルホルムアミド(5mL、予めアルゴンで1時間パージした)をシリンジで添加した。この混合物を100℃で18時間撹拌し、その際、これは暗褐色に呈色した。その後、この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物を数回トルエン(3×10mL)中に収容し、それぞれ再び濃縮し、水及び酢酸エチル(それぞれ20mL)に分配し、相を分離した。この水相を、酢酸エチル(2×30mL)で抽出し、この合わせた有機相を1Mチオ硫酸ナトリウム溶液(30mL)及び飽和塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物(1.10g)をフラッシュクロマトグラフィー(50g、20×3.0cm)によりクロロホルム/メタノール(97:3)を用いて精製した。] [0150] 収量:379mg(57%) 融点:48〜50℃ 1H-NMR(DMSO-d6): 0.83-0.99 (m, 15H); 1.23-1.34 (m, 2H); 1.43-1.52 (m, 2H); 1.55-1.64 (m, 6H); 1.72-1.85 (m, 2H); 1.89 (s, 6H); 2.69 (t, 2H, J = 7.5 Hz); 3.84 (s, 1H); 6.89 (dt, 1H, J = 2.5, 9.3 Hz); 7.22 (dd, 2H, J = 2.5, 10.1 Hz); 7.29-7.36 (m, 5H); 10.48 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 3.2 (3C); 7.3 (3C); 25.6; 26.3; 28.4 (2C); 32.5 (2C); 37.7 (2C); 42.7; 58.8; 68.7; 102.7 (d, J = 22 Hz); 109.2 (d, J = 27 Hz), 112.0; 125.3; 126.0; 126.7 (2C); 127.2 (2C); 128.2 (d, J = 9. Hz); 132.5; 135.6; 139.1; 156.4 (d, J = 230 Hz)。] [0151] 工程2: 4−ジメチルアミノ−1−[3−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−フェニルシクロヘキサノール 4−ジメチルアミノ−1−[3−(5−フルオロ−2−トリエチルシラニル−1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−フェニルシクロヘキサノール(350mg、0.69mmol)の無水テトラヒドロフラン(25mL)中の溶液にテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド−三水和物(868mg、2.8mmol)を添加し、還流下で6時間、引き続き室温で一晩中撹拌した。その後にこの反応混合物を真空中で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(18g、20×2.0cm)により酢酸エチル/メタノール(9:1)で精製した。] [0152] 収量:217mg(80%)、明るいベージュ色の固体 融点:199〜200℃ 1H-NMR(DMSO-d6): 1.31 (d, 2H, J = 13.2 Hz); 1.44-1.48 (m, 2H); 1.61 (t, 2H, J = 10.9 Hz); 1.67-1.74 (m, 2H); 1.80 (d, 2H; J = 12.7 Hz); 1.90 (s, 6H); 2.18 (d, 2H, J = 13.3 Hz); 2.64 (t, 2H, J = 7.4 Hz); 3.81 (s, 1H); 6.89 (dt, 1H; J = 2.5, 9.2 Hz); 7.18 (d, 1H, J = 2.2); 7.23 ( dd, 2H, J = 2.5, 10.1 Hz); 7.30 (d, 1H, J = 4.6 Hz); 7.32-7.36 (m, 4H); 10.82 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 23.6 25.2; 28.5 (2C); 32.6 (2C); 37.7 (2C); 42.4; 58.8; 68.8; 102.9 (d, J = 23 Hz); 108.7 (d, J = 26 Hz), 112.1 (d, J = 9 Hz); 115.2; 124.2; 126.0; 126.7 (2C); 127.2 (2C); 127.4 (d, J = 9 Hz); 132.9; 139.1; 156.5 (d, J = 229 Hz)。] [0153] 工程3: 6−フルオロ−N,N−ジメチル−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン(実施例番号3、極性のジアステレオマー及び実施例番号4、無極性のジアステレオマー) 4−ジメチルアミノ−1−[3−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−フェニルシクロヘキサノール(365mg、0.92mmol)の無水ジクロロメタン(50mL)中の懸濁液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステル(822mg、671μL、3.70mmol)を添加し、室温で10日間撹拌した。この反応溶液を、引き続きジクロロメタン(10mL)で希釈し、1N炭酸ナトリウム溶液(2×10mL)、水及び飽和塩化ナトリウム溶液(それぞれ10mL)で洗浄し、この有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この残留物(249mg)にメタノール(50mL)を添加し、週末の間室温で撹拌し、その際、淡色の固体が形成され、これを濾別し、少量のメタノール(2mL)で洗浄した。] [0154] 収量:74mg(21%)、淡色の固体 得られたジアステレオマー混合物を分取HPLCを用いて分離した[カラム:Gemini 5μ C18、250×4.6mm;溶離剤:CH3CN:H2O=750:250;1ml/min] 実施例番号3(極性のジアステレオマー):保持時間:10.91min、MH+:377.0 収量:8mg 実施例番号4(無極性のジアステレオマー):保持時間:17.51min、MH+:377.3。 収量:50mg。] [0155] 実施例番号5 工程1: 4−ジメチルアミノ−4−フェニル−1−[3−(2−トリエチルシラニル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−3−イル)プロピル]−シクロヘキサノール 4−ジメチルアミノ−4−フェニル−1−(5−トリエチルシラニル−ペント−4−イニル)シクロヘキサノール(741mg、1.85mmol)、4−アミノ−3−ヨードピリジン(488mg、2.22mmol)、[1,3−ビス−(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾール−2−イリデン]−(3−クロロピリジル)パラジウム(II)−クロリド(PEPPSI、251mg、0.37mmol)及び炭酸ナトリウム(980mg、9.25mmol)の酸素不含のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)の懸濁液を、100℃で20時間撹拌した。引き続き、この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物を再びトルエン(10mL)中に収容し、それぞれ再び真空中で濃縮し、この残留物を酢酸エチル(30mL)及び水(30mL)中に収容し、この有機相を水(2×15mL)及びチオ硫酸ナトリウム溶液(2×25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(38g、20×2.5cm)によって酢酸エチル/メタノール(4:1)を用いて精製した。] [0156] 収量:450mg(44%)、黄色のフォーム 融点:89〜102℃ 1H-NMR(DMSO-d6): 0.86-0.99 (m, 15H); 1.23-1.34 (m, 2H); 1.45-1.87 (m, 7H); 1.92 (s, 6H); 2.08-2.25 (m, 2H); 2.79 (t, 2H, J = 7.4 Hz); 3.87 (s, 1H); 7.18-7.28 (m, 1H); 7.34 (d, 6H, J = 4.0 Hz); 8.11 (d, 1H, J = 5.8 Hz); 8.84 (s, 1H); 10.86 (s, 1H)。] [0157] 工程2: 4−ジメチルアミノ−4−フェニル−1−[3−(1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−3−イル)プロピル]シクロヘキサノール 4−ジメチルアミノ−4−フェニル−1−[3−(2−トリエチルシラニル−1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−3−イル)プロピル]シクロヘキサノール(410mg、0.83mmol)の無水テトラヒドロフラン(25mL)中の溶液に、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド−三水和物(1.05g、3.32mmol)を添加し、6時間還流下で煮沸した。この反応混合物を引き続き真空中で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(38g、20×2.5cm)により酢酸エチル/メタノール(2:1)で精製した。この生成物をジクロロメタン(40mL)中に収容し、この溶液を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。] [0158] 収量:198mg(63%)、黄色のフォーム 1H-NMR(DMSO-d6): 1.21-1.36 (m, 2H); 1.42-1.50 (m, 2H); 1.54-1.68 (m, 2H); 1.71-1.80 (m, 2H); 1.94 (s, 6H); 2.10-2.24 (m, 2H); 2.74 (t, 2H, J = 7.3 Hz); 3.87 (s, 1H); 7.20-7.30 (m, 2H); 7.32-7.40 (m, 6H); 8.14 (d, 1H, J = 5.8 Hz); 8.85 (s, 1H); 11.25 (s, 1H)。] [0159] 工程3: N,N−ジメチル−4−フェニル−5’,7’,8’,9’−テトラヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,6’−ピリド[4,3−b]インドール]−4−アミン(実施例番号5、ジアステレオマー) 4−ジメチルアミノ−4−フェニル−1−[3−(1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン−3−イル)プロピル]シクロヘキサノール(172mg、0.39mmol)の無水ジクロロメタン(30mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステル(409mg、334μL、1.84mmol)を添加し、室温で10日間撹拌した。引き続き、この反応混合物をジクロロメタン(10mL)で希釈し、その後でまず1N炭酸ナトリウム溶液(2×10mL)で、次いで水及び飽和塩化ナトリウム溶液(それぞれ10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。この残留物(131mg)をメタノール(15mL)中に収容し、室温で一晩中撹拌し、真空中で濃縮した。] [0160] 収量:125mg、褐色の油状物 この得られた粗製生成物を分取HPLCを用いて分離した[カラム:Gemini 5μ C18 110A、250×21.2mm;溶離剤:CH3CN:H2O:DEA=40:60:0.1;15ml/min] 実施例番号5(ジアステレオマー):保持時間:9.96min、MH+:360.2。 収量:17mg。] [0161] 実施例番号6 工程1: 4−アゼチジン−1−イル−4−フェニル−1−(5−トリエチルシリルペント−4−イニル)シクロヘキサノール 加熱された装置中で、アルゴン下でトリエチル−(5−ヨードペント−1−イニル)シラン(5.26g、17.1mmol)の無水ジエチルエーテル(150mL)中の溶液中で、−70℃〜−75℃の内部温度で、tert−ブチルリチウムのペンタン(20.1mL、34.1mmol)中の1.7M溶液をゆっくりと滴下した。120分後に、この温度で、4−アゼチジン−1−イル−4−フェニルシクロヘキサン(3.92g、17.1mmol)の無水ジエチルエーテル(100mL)中の溶液をゆっくりと滴下し、30分間後撹拌した。この反応溶液を室温に温め、飽和塩化アンモニウム溶液(100mL)を添加した。この相を分離し、水相をジエチルエーテル(3×50mL)で抽出した。この合わせた有機相を、飽和塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この残留物(6.86g)をフラッシュクロマトグラフィー(400g、20×7.5cm)によりシクロヘキサン/酢酸エチル(2:1)を用いて精製した。] [0162] 収量:3.50g(50%)、無色の油状物 1H-NMR(DMSO-d6): 0.55 (q, 6H; J = 7.8 Hz); 0.96 (t, 9H, J = 7.9 Hz); 1.24-1.92 (m, 14H); 2.19-2.26 (m, 2H); 2.83 (t, 4H, J = 6.8 Hz); 3.85 (s, 1H); 7.24-7.42 (m, 5H). 13C-NMR (DMSO-d6): 4.0; 7.3; 19.7; 22.3; 29.9; 32.7; 41.2; 46.0; 57.4; 68.6; 80.9; 109.5; 126.2; 126.8; 127.5; 139.7. LC-MS: m/z: [M+1]+= 412.4, Rt 3.3 min。] [0163] 工程2: 4−(アゼチジン−1−イル)−4−フェニル−1−[3−(2−(トリエチルシリル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]シクロヘキサノール 4−アゼチジン−1−イル−4−フェニル−1−(5−トリエチルシリルペント−4−イニル)シクロヘキサノール(1.20g、2.91mmol)、2−ヨードアニリン(766mg、3.50mmol)、[1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾール−2−イリデン]−3−クロロピリジル−パラジウム(II)−クロリド(PEPPSI、198mg、0.29mmol)及び炭酸ナトリウム(1.54g、14.6mmol)の混合物を30分間排気した(油ポンプ)。引き続きアルゴンでパージし、シュレンク器具を介して無水N,N−ジメチルホルムアミド(5mL、予めアルゴンで1時間パージした)をシリンジで添加した。このバッチを100℃で18時間撹拌し、その際、前記溶液は暗褐色に呈色した。引き続き、この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物にトルエンを数回添加し(3×30mL)、その都度濃縮した。この残留物を水と酢酸エチル(それぞれ100mL)に分配し、この相を分離し、水相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。この合わせた有機相を、1Mチオ硫酸ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液(それぞれ50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この残留物(1.59g)をフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)によりジクロロメタン/メタノール(95:5)を用いて精製した。] [0164] 収量:1.46g(54%)、ベージュ色の固体の発泡体 融点:50〜52℃ 1H-NMR(DMSO-d6): 0-88-0.92 (m, 6H); 0.94-0.99 (m, 9H); 1.25-1.30 (m, 2H); 1.47-1.52 (m, 2H); 1.57-1.71 (m, 10H); 1.80-1.90 (m, 2H); 2.71-2.76 (m, 2H); 2.78-2.85 (m, 2H); 3.76 (s, 1H); 6.95 (ddd, 1H, J = 1.0, 7.0, 7.9 Hz); 7.05 (ddd, 1H, J = 1.1; 6.9, 8.1 Hz); 7.24-7.28 (m, 2H); 7.29-7.34 (m, 2H); 7.36-7.39 (m, 2H); 7.51 (d, 1H, J = 7.7 Hz); 10.36 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 3.2; 7.4; 15.5; 25.8; 26.4; 26.8; 32.5; 46.0; 57.3; 68.7; 111.2; 117.8; 118.4; 121.1; 125.3; 126.2; 126.8; 127.4; 128.2; 129.8; 138.9. LC-MS: m/z: [M+1]+= 504.4, Rt 3.2 min。] [0165] 工程3: 4−アゼチジン−1−イル−1−[3−(1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−フェニルシクロヘキサノール 4−(アゼチジン−1−イル)−4−フェニル−1−[3−(2−(トリエチルシリル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]シクロヘキサノール(740mg、1.5mmol)の無水テトラヒドロフラン(50mL)中の溶液にテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド−三水和物(1.86g、5.9mmol)を添加し、まず還流下で6時間、次いで室温で一晩中撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)により酢酸エチル/メタノール(9:1)で精製した。] [0166] 収量:389mg(66%)、明黄色の固体 融点:176〜180℃ 1H-NMR(DMSO-d6): 1.26-1.34 (m, 2H); 1.46-1.50 (m, 2H); 1.57-1.77 (m, 8H); 1.81-1.89 (m, 2H); 2.68 (t, 2H, J = 7.4 Hz); 2.80-2.88 (m, 4H); 3.76 (s, 1H); 6.97 (t, 1H; J= 7.4 Hz); 7.05 (t, 1H, J = 7.2 Hz); 7.10 (d, 1H, J = 2.1 Hz); 7.26 (t, 1H, J = 7.0 Hz); 7.33 (d, 3H, J = 8.0 Hz); 7.39 (t, 2H, J = 7.5 Hz); 7.51 (d, 1H, J = 7.8 Hz); 10.71 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 15.6; 23.7; 25.4; 26.9; 32.7; 42.5; 46.0; 57.3; 68.7; 111.2; 114.9; 117.9; 118.3; 120.6; 122.0; 126.2; 126.8; 127.2; 127.5; 136.2; 139.9. LC-MS: m/z: [M+1]+= 289.3, Rt 2.0 min。] [0167] 工程4: 4’−(アセチジン−1−イル)−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボキシラート(実施例番号6、ジアステレオマー) 4−アゼチジン−1−イル−1−[3−(1H−インドール−3−イル)プロピル]−4−フェニルシクロヘキサノール(337mg、0.87mmol)の無水ジクロロメタン(50mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステル(771mg、629μL、3.47mmol)を添加し、室温で48時間撹拌した。引き続き、この反応溶液を連続して1N炭酸ナトリウム溶液(2×30mL)、水及び飽和塩化ナトリウム溶液(それぞれ30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物(304mg)にメタノール(50mL)を添加し、室温で一晩中撹拌し、その際、淡色の固体が生成した。この溶剤をデカントにより除去し、濾液を真空中で濃縮し、この残留物に繰り返しメタノール(3×20mL)を添加し、それぞれデカントした。メタノール不溶性のこのバッチを真空中で乾燥した。精製のために、この生成物をクエン酸を用いてクエン酸塩として沈殿させた。] [0168] 実施例番号6: 収量:100mg、ベージュ色の発泡体 LC-MS : m/z: [M+H]+= 371.3, Rt = 4.1 min。] [0169] 実施例番号7及び実施例番号8 工程1: 1−ブチル−N,N−ジメチル−4−(5−トリエチルシリル)ペント−4−イニリデン)シクロヘキサンアミン 加熱された装置中のトリフェニル−(5−トリメチルシリルペント−4−イニル)ホスホニウムヨージド(4.40g、7.7mmol)の無水テトラヒドロフラン(200mL)中の懸濁液に、−78℃でゆっくりとアルゴン下でn−ブチルリチウムのヘキサン(3.1mL、7.7mmol)中の2.5M溶液を滴下した。−40℃で30分間撹拌した後に、再び−78℃に冷却し、この温度で4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサノン(2.20g、10.1mmol)の無水テトラヒドロフラン(20mL)中の溶液をゆっくりと滴下し、30分間後撹拌した。この反応溶液を室温に温め、飽和塩化アンモニウム溶液(100mL)を添加した。引き続きこのpH(7)を4N水酸化ナトリウム溶液で9〜10に調節した。この相を分離し、水相をジエチルエーテル(3×50mL)で抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この残留物(5.40g)をフラッシュクロマトグラフィー(200g、20×5.7cm)によりシクロヘキサン/酢酸エチル(1:1)を用いて精製した。] [0170] 収量:1.83g(66%)、明黄色の油状物 1H NMR(DMSO-d6): 0.52 (q, J = 7.8 Hz, 6H); 0.87 (t, J = 7.0 Hz, 3H); 0.93 (t, J = 7.8 Hz, 9H); 1.04-1.40 (m, 12H); 1.60-1.70 (m, 2H); 2.07-2.14 (m, 2H); 2.16 (s, 6H); 2.19-2.29 (m, 2H); 5.07 (t, J = 6.9 Hz, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 4.0; 7.3; 14.0; 22.9; 23.0; 23.2; 25.7; 25.9; 30.2; 31.2; 32.3; 32.8; 37.0; 56.1; 81.5; 109.5; 119.2; 139.7. LC-MS: m/z: [M+1]+= 362.4, Rt 3.8 min。] [0171] 工程2: 1−ブチル−N,N−ジメチル−4−[3−(2−(トリエチルシリル)−1H−インドール−3−イル)プロピリデン]シクロヘキサンアミン 1−ブチル−N,N−ジメチル−4−(5−トリエチルシリル)ペント−4−イニリデン)シクロヘキサンアミン(1.80g、5.0mmol)、2−ヨードアニリン(1.31g、6.0mmol)、[1,3−ビス−(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾール−2−イリデン]−(3−クロロピリジル)パラジウム(II)−クロリド(PEPPSI、340mg、0.5mmol)及び炭酸ナトリウム(2.65g、25mmol)の混合物を30分間排気した(油ポンプ)。引き続きアルゴンでパージし、シュレンク器具を介して無水N,N−ジメチルホルムアミド(5mL、予めアルゴンで1時間パージした)をシリンジで添加した。この反応混合物を100℃で18時間撹拌し、その際、これは暗褐色に呈色した。この反応溶液を引き続き真空中で濃縮し、残留物にトルエンを数回添加し(3×50mL)、その都度濃縮した。この残留物を水と酢酸エチル(それぞれ100mL)に分配し、この相を分離し、水相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。この合わせた有機相を、1Mチオ硫酸ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液(それぞれ50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物(2.33g)をフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)によりジクロロメタン/メタノール(95:5)を用いて精製した。] [0172] 収量:1.27g(56%)、粘性の褐色の油状物。 1H-NMR(DMSO-d6): 0.85-0.95 (m, 18H); 1.03-1.17 (m, 4H); 1.19-1.35 (m, 4H); 1.44-1.65 (m, 2H); 1.77-1.95 (m, 2H); 1.98-2.09 (m, 2H); 2.16 (m, 6H); 2.22-2.30 (m, 2H); 2.73-2.78 (m, 2H); 5.18 (br s, 1H); 6.95 (ddd, J = 7.9, 7.0, 1.0 Hz, 1H); 7.04 (ddd, J = 8.1, 6.9; 1.1 Hz, 1H); 7.35 (d, J = 8.1 Hz, 1H); 7.49 (d, J = 7.8 Hz, 1H); 10.38 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 3.3; 7.3; 13,9; 22.9; 23.1; 25.7; 26.4; 29.5; 30.1; 31.2; 32.1; 37.0; 54.8; 111.2; 117.8; 118.4, 121.1; 124.3; 128.1; 130.0; 139.0. LC-MS: m/z: [M+1]+= 453.4, Rt 4.0 min。] [0173] 工程3: 4−[3−(1H−インドール−3−イル)プロピリデン]−1−ブチル−N,N−ジメチルシクロヘキサンアミン 1−ブチル−N,N−ジメチル−4−[3−(2−(トリエチルシリル)−1H−インドール−3−イル)プロピリデン]シクロヘキサンアミン(1.20g、2.7mmol)の無水テトラヒドロフラン(100mL)中の溶液に、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド−三水和物(3.34g、10.6mmol)を添加し、還流下で7時間、次いで室温で18時間撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)によりジクロロメタン/メタノール(9:1)で精製した。目的化合物517mgが得られ、これはしかしながら塩(恐らく塩酸塩)として存在した。これを、飽和炭酸カリウム溶液(50mL)に収容し、この溶液をジクロロメタン(3×30mL)で抽出した。この合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮し、純粋な目的化合物457mgが得られた。更に、テトラブチルアンモニウム塩でまだ汚染されている目的化合物379mgが得られた。フラッシュクロマトグラフィー(18g、20×2.0cm)によるジクロロメタン/メタノール(9:1)を用いた新たな精製により、しかしながら更に32mgの純粋な目的化合物が生じただけであった。] [0174] 収量:489mg(54%)、粘性の褐色の油状物。 1H-NMR(DMSO-d6): 0.87 (t, J = 7.2 Hz, 3H); 1.00-1.15 (m, 2H); 1.18-1.31 (m, 6H); 1.48-1.64 (m, 2H); 1.82-1.89 (m, 1H); 1.99-2.10 (m, 2H); 2.13 (s, 6H); 2.18-2.27 (m, 1H); 2.29-2.37 (m, 2H); 2.69 (t, J = 7.4 Hz, 2H); 5.14 (t, J = 6.8 Hz, 1H); 6.95 (t, J = 7.4 Hz, 1H); 7.04 (t, J = 7.5 Hz, 1H); 7.08 (s, 1H); 7.31 (d, J = 7.8 Hz, 1H); 7.49 (d, J = 7.7 Hz, 1H); 10.70 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6):14.0; 22.9; 23.2; 25.3; 25.8; 27.7; 30.2; 31.2; 32.0; 32.8; 37.0; 56.1; 111.2; 114.3; 117.9; 118.2; 120.6; 120.8; 122.1; 127.2; 136.2; 138.5. LC-MS: m/z: [M+1]+= 339.3, Rt 3.1 min。] [0175] 工程4: N,N−ジメチル−N−(4−ブチル−2’,3’,4’,9’−テトラヒドロ−1H−スピロ[シクロヘキサン−1,1’−カルバゾール]−4−イル)アミン(実施例番号7、極性のジアステレオマー及び実施例番号8、無極性のジアステレオマー) 4−[3−(1H−インドール−3−イル)プロピリデン]−1−ブチル−N,N−ジメチルシクロヘキサンアミン(289mg、0.85mmol)の無水トルエン(10mL)中の溶液に、p−トルエンスルホン酸(323mg、1.7mmol)を添加し、100℃で18時間撹拌した。この反応溶液を、引き続きジクロロメタン(30mL)で希釈し、連続して1N炭酸ナトリウム溶液(2×30mL)、水及び飽和塩化ナトリウム溶液(それぞれ30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物(272mg)にメタノール(100mL)を添加し、室温で一晩中撹拌し、その際、極めて少量の沈殿物が生成した(淡色の固体)。1H−NMRスペクトル及びLC−MSデータは2つの異性体であることを示し、この1H−NMRスペクトルから、この異性体が約1:1の比率で存在しかつオレフィン性副生成物が多くても極めて少量存在することが明らかとなった。この反応溶液を真空中で濃縮した(259mg、90%)。このジアステレオマー混合物を分取HPLCにより分離した。] [0176] 実施例番号7:極性のジアステレオマー(61mg、21%) LC-MS: m/z: [M+1]+= 339,3, Rt 4,4 min. 実施例番号8:無極性のジアステレオマー(86mg、30%) LC-MS: m/z: [M+1]+= 339,3, Rt 4,7 min。] [0177] 実施例番号9及び実施例番号10 工程1: 4−ベンジル−4−ジメチルアミノ−1−(5−(トリエチルシリル)ペント−4−イニル)シクロヘキサノール 加熱された装置中のトリエチル−(5−ヨードペント−1−イニル)シラン(6.10g、19.8mmol)の無水ジエチルエーテル(150mL)中の溶液に、アルゴン下で−75℃で、tert−ブチルリチウム(23.3mL、39.6mmol)のペンタン中の1.7M溶液をカニューレを用いて直接この溶液に導入し、そのため内部温度を−70℃〜−75℃に保持した。120分間撹拌した後、4−ベンジル−4−ジメチルアミノシクロヘキサノン(4.58g、19.8mmol)の無水ジエチルエーテル(150mL)中の溶液をゆっくりと滴下し、30分間後撹拌し、次いでこの反応溶液を室温に加熱した。引き続き、この反応混合物に飽和塩化アンモニウム溶液(100mL)を添加し、この相を分離し、水相をジエチルエーテル(3×50mL)で抽出した。この合わせた有機相を、塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(400g、20×7.5cm)によりシクロヘキサン/酢酸エチル(4:1)を用いて精製した。] [0178] 収量:3.90g(48%)、黄色の油状物(4−ベンジル−1−tert−ブチル−4−ジメチルアミノシクロヘキサノール約25%を含有する)。 1H-NMR(DMSO-d6): 0.47-0.55 (m, 6H); 0.93 (t, 9H, J= 7.9 Hz); 1.10-1.14 (m, 2H); 1.28-1.33 (m, 2H); 1.37-1.52 (m, 8H); 2.15 (t, 2H, J= 6.8 Hz); 2.22 (s, 6H); 2.54-2.56 (m, 2H); 3.45 (s, 1H); 7.11-7.18 (m, 3H); 7.22-7.27 (m, 2H). これは均一なジアステレオ異性体である。 LC-MS: m/z: [M+H]+= 414.4, Rt = 3.3 min。] [0179] 工程2: 4−ベンジル−4−ジメチルアミノ−1−[3−(2−(トリエチルシリル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]シクロヘキサノール 4−ベンジル−4−ジメチルアミノ−1−(5−トリエチルシリル)ペント−4−イニル)シクロヘキサノール(900mg、1.64mmol)、2−ヨードアニリン(431mg、1.97mmol)、[1,3−ビス−(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾール−2−イリデン]−(3−クロロピリジル)パラジウム(II)−クロリド(PEPPSI、109mg、0.16mmol)及び炭酸ナトリウム(869mg、8.20mmol)の混合物を脱ガスし、アルゴン下で酸素不含のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)を添加し、100℃で18時間撹拌した。引き続き、この反応混合物を真空中で濃縮し、この残留物をトルエン(10mL)中に繰り返し収容し、その都度真空中で濃縮した。この残留物を酢酸エチル(30mL)と水(30mL)とに分配し、この有機相を水(2×15mL)及びチオ硫酸ナトリウム溶液(2×15mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)によりジクロロメタン/メタノール(95:5)を用いて精製した。] [0180] 収量:707mg(85%)、褐色の油状物。 1H-NMR(DMSO-d6):0.83-0.88 (m, 6H); 0.90-0.95 (m, 9H); 1.07-1.11 (m, 2H); 1.30-1.49 (m, 8H); 1.50-1.60 (m, 2H); 2.19 (s, 6H); 2.54 (s, 2H); 2.66 (t, 2H, J = 7.9 Hz); 3.38 (s, 1H); 6.92 (ddd, 1H, J= 1.0, 7.0, 7.9 Hz); 7.03 (ddd, 1H, J= 1.1, 6.9, 8.1 Hz); 7.10-7.16 (m, 3H); 7.23 (t, 2H, J = 7.3 Hz); 7.34 (d, 1H, J = 8.1 Hz); 7.45 (d, 1H, J = 8.0 Hz); 10.33 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 3.8; 7.8; 26.4; 26.9; 27.7; 31.7; 36.7; 37.2; 44.9; 57.9; 69.3; 111.9; 118.5; 118.8; 121.7; 125.8; 126.0; 128.2; 128.7; 130.4; 131.1; 139.4; 139.7 LC-MS: m/z: [M+H]+= 505.5, Rt = 3.4 min。] [0181] 工程3: 1−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−ベンジル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサノール 4−ベンジル−4−ジメチルアミノ−1−[3−(2−(トリエチルシリル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]シクロヘキサノール(2.50g、4.95mmol)の無水テトラヒドロフラン(25mL)中の溶液に、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド−三水和物(6.25g、19.8mmol)を添加し、還流下で7時間煮沸し、次いで室温で一晩中撹拌した。この反応はまだ完全でなかったので、この反応混合物を更に還流下で7時間煮沸し、次いで週末の間室温で撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、この残留物をフラッシュクロマトグラフィー(400g、20×7.5cm)によりジクロロメタン/メタノール(95:5+1%濃アンモニア水)で精製した。] [0182] 収量:1.32g(68%)、白色の固体 融点:202〜215℃。 1H-NMR(DMSO-d6): 1.12 (d, 2H, J = 10.0 Hz); 1.27-1.33 (m, 2H); 1.37-1.51 (m, 6H); 1.55-1.67 (m, 2H); 2.20 (s, 6H); 2.54 (s, 2H); 2.60 (t, 2H, J= 7.4 Hz); 3.39 (s, 1H); 6.90-6.96 (m, 1H); 7.00-7.06 (m, 2H); 7.09-7.18 (m, 3H); 7.20-7.27 (m, 2H); 7.30 (d, 1H, J = 8.0 Hz); 7.46 (dd, 1H, J = 0.5, 7.8 Hz); 10.69 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 23.8; 25.4; 27.2; 31.5; 36.1; 36.7; 44.3; 57.2; 68.4; 111.2; 114.9; 117.9; 118.3; 120.6; 122.0; 125.3; 127.2; 127.6; 130.6; 136.2; 139.3. LC-MS: m/z: [M+H]+= 391.3, Rt = 2.1 min。] [0183] 工程4: 4’−ベンジル−N,N−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン(実施例番号9、無極性のジアステレオマー及び実施例番号10、極性のジアステレオマー) 1−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−ベンジル−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキサノール(700mg、1.79mmol)の無水ジクロロメタン(30mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステル(1.30mL、1.59g、7.16mmol)を添加し、室温で2日間撹拌した。引き続き、この反応混合物をジクロロメタン(10mL)で希釈し、まず1N炭酸ナトリウム溶液(2×10mL)で、次いで水及び飽和塩化ナトリウム溶液(それぞれ10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。この残留物をメタノール(30mL)中に収容し、週末の間室温で撹拌し、生じた沈殿物(フラクション1)をデカントした。この溶液を濃縮し、残留物をメタノール(2×10mL)中に収容し、沈殿した固体をそれぞれ新たにデカントした。この残った溶液を真空中で濃縮し、それによりフラクション2を得た。] [0184] 実施例番号9:フラクション2(メタノール可溶性フラクション、無極性ジアステレオマー)は、分取HPLCにより精製した。 収量:510mg(75%)、褐色の油状物。 LC-MS: m/z: [M+1]+= 373.3 Rt 4.1 実施例番号10:フラクション1(メタノール不溶性フラクション、極性ジアステレオマー)は、分取HPLCにより精製した。 収量:135mg(20%)、ベージュ色の固体。 融点:174〜186℃ LC-MS: m/z: [M+1]+= 373.3 Rt 3.8 1H-NMR(DMSO-d6): 1.14-1.41 (m, 6H); 1.55-1.64 (m, 2H); 1.65-1.74 (m, 2H); 2.09-2.22 (m, 2H); 2.36 (s, 6H); 2.63 (s, 2H); 6.83-6.89 (m, 1H); 6.92-6.98 (m, 1H); 7.16-7.32 (m, 7H); 10.42 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6):19.2; 21.0; 27.0; 30.6; 30.7; 33.6; 36.4; 37.0; 56.9; 107.4; 110.9; 117.1; 117.7; 119.9; 125.6; 126.9; 127.7; 130.5; 135.9; 139.2; 142.3。] [0185] 実施例番号11及び実施例番号12 工程1: 4−ジメチルアミノ−4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(トリエチルシリル)ペント−4−イニル)シクロヘキサノール 加熱した装置中の(7.20g、23.4mmol)の無水ジエチルエーテル(150mL)中の溶液に、アルゴン下で−75℃で、tert−ブチルリチウム(27.5mL、46.8mmol)のペンタン中の1.7M溶液をカニューレを用いて直接この溶液に導入し、そのため内部温度を−70℃〜−75℃に保持した。120分間撹拌した後、4−ジメチルアミノ−4−(3−フルオロフェニル)シクロヘキサノン(5.51g、23.4mmol)の無水ジエチルエーテル(150mL)中の溶液をゆっくりと滴下し、30分間後撹拌し、次いでこの反応溶液を室温に加熱した。引き続き、この反応混合物に飽和塩化アンモニウム溶液(100mL)を添加し、この相を分離し、水相をジエチルエーテル(3×50mL)で抽出した。この合わせた有機相を、塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(400g、20×7.5cm)によりシクロヘキサン/酢酸エチル(3:1)を用いて精製した。] [0186] 収量:3.46g(35%)、黄色の油状物。 1H-NMR(DMSO-d6): 0.54 (q, 6H, J = 7.9, 8.1 Hz); 0.95 (t, 9H, J = 7.9 Hz); 1.25-1.33 (m, 2H); 1.44-1.65 (m, 6H); 1.81 (t, 2H, J = 12.5 Hz); 1.92 (s, 6H); 2.11-2.24 (m, 4H); 3.90 (s, 1H); 7.02-7.17 (m, 3H); 7.38 (dd, 1H, J = 14.5, 7.9 Hz). これは均一なジアステレオ異性体である。] [0187] 工程2: 4−ジメチルアミノ−4−(3−フルオロフェニル)−1−[3−(2−(トリエチルシリル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]シクロヘキサノール 4−ジメチルアミノ−4−(3−フルオロフェニル)−1−(5−(トリエチルシリル)ペント−4−イニル)シクロヘキサノール(970mg、2.32mmol)、2−ヨードアニリン(609mg、2.78mmol)、[1,3−ビス−(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾール−2−イリデン]−(3−クロロピリジル)パラジウム(II)−クロリド(PEPPSI、156mg、0.23mmol)及び炭酸ナトリウム(1.23g、11.6mmol)の混合物を脱ガスし、アルゴン下で酸素不含のN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)を添加し、100℃で7時間撹拌した。引き続き、この反応混合物を真空中で濃縮し、この残留物をトルエン(10mL)中に繰り返し収容し、その都度真空中で濃縮した。この残留物を酢酸エチル(30mL)と水(30mL)とに分配し、この有機相を水(2×15mL)及びチオ硫酸ナトリウム溶液(2×15mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)によりシクロヘキサン/酢酸エチル(4:1)を用いて精製した。] [0188] 収量:1.11g(94%)、黄色の油状物 1H-NMR(DMSO-d6): 0.83-1.00 (m, 15H); 1.22-1.33 (m, 2H); 1.45-1.82 (m, 8H); 1.89 (s, 6H); 2.10-2.23 (m, 2H); 2.72 (t, 2H, J = 7.7 Hz); 3.84 (s, 1H); 6.94 (ddd, 1H, J = 1.0, 7.0, 7.9 Hz); 7.01-7.16 (m, 4H); 7.33-7.40 (m, 2H); 7.50 (d, 1H, J = 7.8 Hz); 10.37 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 3.3; 7.4; 25.8; 26.3; 26.4; 28.4; 32.4; 37.7; 43.0; 54.8; 58.8; 68.6; 111.2; 112.8 (d, J = 21 Hz); 113.5 (d, J = 21 Hz); 117.8; 118.3; 121.1; 122.8; 125.3; 128.2; 128.8 (d, J = 8 Hz); 129.7; 138.9; 142.5 (d, J = 5 Hz); 161.9 (d, J = 242 Hz). LC-MS: m/z: [M+H]+= 509.4, Rt = 3.2 min。] [0189] 工程3: 1−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−(ジメチルアミノ)−4−(3−フルオロフェニル)シクロヘキサノール 4−ジメチルアミノ−4−(3−フルオロフェニル)−1−[3−(2−(トリエチルシリル)−1H−インドール−3−イル)プロピル]シクロヘキサノール(1.11g、2.18mmol)の無水テトラヒドロフラン(25mL)中の溶液に、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド−三水和物(2.75g、8.72mmol)を添加し、3時間還流下で煮沸した。この反応混合物を引き続き真空中で濃縮し、粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)によりジクロロメタン/メタノール(93:7)で精製した。] [0190] 収量:550mg(64%)、白色の固体 融点:196〜204℃。 1H-NMR(DMSO-d6): 1.26-1.36 (m, 2H); 1.42-1.50 (m, 2H); 1.54-1.65 (m, 2H); 1.67-1.83 (m, 4H); 1.90 (s, 6H); 2.12-2.23 (m, 2H); 2.67 (t, 2H, J = 7.3 Hz); 3.84 (s, 1H); 6.93-6.99 (m, 1H); 7.02-7.18 (m, 5H); 7.31-7.34 (m, 1H); 7.38 (d, 1H, J = 6.9 Hz); 7.50 (d, 1H, J = 7.7 Hz); 10.72 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 23.8; 25.4; 28.5; 32.5; 37.7; 42.7; 58.8; 68.7; 111.2; 112.8 (d, J = 21 Hz); 113.5 (d, J = 21 Hz); 114.9; 117.9; 118.3; 120.7; 122.0; 122.8; 127.2; 128.8 (d, J = 8 Hz); 136.3; 142.5; 161.9 (d, J = 242 Hz). LC-MS: m/z: [M+H]+= 395.3, Rt = 1.90 min。] [0191] 工程4: 4’−(3−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−N−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン(実施例番号11、極性のジアステレオマー及び実施例番号12、無極性のジアステレオマー) 1−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−(ジメチルアミノ)−4−(3−フルオロフェニル)シクロヘキサノール(1.00g、2.53mmol)の無水ジクロロメタン(30mL)中の溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステル(2.25g、1.84mL、10.1mmol)を添加し、室温で8時間撹拌した。引き続き、この反応混合物をジクロロメタン(30mL)で希釈し、まず1N炭酸ナトリウム溶液(2×30mL)で、次いで水及び飽和塩化ナトリウム溶液(それぞれ30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。この残留物をメタノール(15mL)中に収容し、一晩中室温で撹拌し、生じた沈殿物をデカントした。この溶液を真空中で濃縮し、残留物をメタノール(2×10mL)中に収容し、沈殿した固体を新たにデカントした。この固体は、比率2:1での2つのジアステレオマーからなる混合物である。この固体(432mg)を分取HPLCにより分離した。] [0192] 実施例番号11:(極性ジアステレオマー) 収量:66mg(7%) 融点:170〜182℃。 1H-NMR(DMSO-d6), 特徴的なシグナル: 1.92 (s, 2H, NMe2), 2.06 (s, 4H, NMe2); 10.17 (s, 0.33H,インドール-NH), 10.55 (s, 0.67H, インドール-NH). LC-MS : m/z: [M+H]+= 377.3, Rt = 3.7 min。 実施例番号12:(無極性ジアステレオマー) 収量:156mg(16%) LC-MS : m/z: [M+H]+= 377.3, Rt = 3.9 min。] [0193] 実施例番号13及び実施例番号14 工程1: 4−ジメチルアミノ−4−(チオフェン−2−イル)−1−(5−(トリエチルシリル)ペント−4−イニル)シクロヘキサノール 加熱された装置中で、アルゴン下でトリエチル−(5−ヨードペント−1−イニル)シラン(5.64g、18.9mmol)中の無水ジエチルエーテル(50mL)中の溶液中で、−70℃〜−75℃の内部温度で、tert−ブチルリチウムのペンタン(22.3mL、37.9mmol)の1.7M溶液をゆっくりと滴下した。120分後に、この温度で、4−ジメチルアミノ−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサン(4.22g、18.9mmol)の無水ジエチルエーテル(100mL)中の溶液をゆっくりと滴下し、30分間後撹拌した。この反応溶液を引き続き室温に温め、飽和塩化アンモニウム溶液(100mL)を添加した。この相を分離し、水相をジエチルエーテル(3×50mL)で抽出した。この合わせた有機相を、飽和塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この残留物(7.02g)をフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)によりシクロヘキサン/酢酸エチル(2:1)を用いて精製した。] [0194] 収量:3.00g(39%)、黄色の粘性の油状物。 1H-NMR(DMSO-d6): 0.54 (q, 6H; J = 7.9 Hz); 0.95 (t, 9H, J = 7.8 Hz); 1.23-1.66 (m, 8H); 1.84-1.96 (m, 2H); 1.99 (s, 6H); 2.10-2.11 (m, 2H); 2.22 (t, 2H; J = 6.3 Hz); 3.94 (s, 1H); 6.91 (d, 1H; J = 3.0 Hz); 7.04 ( dd, 1H, J = 1.2, 4.9 Hz); 7.38 (d, 1H; J = 4.9 Hz). 13C-NMR (DMSO-d6): 4.0; 7.3; 19.7; 22.3; 31.0; 32.4; 37.7; 41.7; 58.4; 68.5; 80.9; 109.4; 123.1; 123.9; 126.1; 144.8. LC-MS: m/z: [M+1]+= 406.7, Rt 3.2 min。] [0195] 工程2: 4−ジメチルアミノ−4−(チオフェン−2−イル)−1−(3−(2−(トリエチルシリル)−1H−インドール−3−イル)プロピル)シクロヘキサノール 4−ジメチルアミノ−4−(チオフェン−2−イル)−1−(5−(トリエチルシリル)ペント−4−イニル)シクロヘキサノール(3.00g、7.4mmol)、2−ヨードアニリン(1.94g、8.9mmol)、[1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾール−2−イリデン]−3−クロロピリジル−パラジウム(II)−クロリド(PEPPSI、503mg、0.74mmol)及び炭酸ナトリウム(3.92g、37mmol)の混合物を30分間排気した(油ポンプ)。引き続きアルゴンでパージし、シュレンク器具を介して無水N,N−ジメチルホルムアミド(10mL、予めアルゴンで1時間パージした)をシリンジで添加した。この反応混合物を100℃で18時間撹拌し、その際、前記溶液は暗褐色に呈色した。引き続き、この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物にトルエンを数回添加し(3×30mL)、その都度濃縮した。この残留物を水と酢酸エチル(それぞれ100mL)に分配し、この相を分離し、水相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。この合わせた有機相を、1Mチオ硫酸ナトリウム溶液及び飽和塩化ナトリウム溶液(それぞれ50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この残留物(4.40g)をフラッシュクロマトグラフィー(200g、20×5.7cm)によりジクロロメタン/メタノール(95:5)を用いて精製した。] [0196] 収量:2.20g(62%)、粘性の褐色の油状物。 1H-NMR(DMSO-d6): 0.89-0.99 (m, 15H); 1.26-1.71 (m, 8H); 1.81-1.93 (m, 2H); 1.96 (s, 6H); 2.01-2.10 (m, 2H); 2.72 (t, 2H, J = 7.5 Hz); 3.88 (s, 1H); 6.89-6.97 (m, 2H); 7.01-7.07 (m, 2H); 7.35-7.38 (m, 2H); 7.50 (d, 1H; J = 7.8 Hz); 10.37 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 3.2; 7.4; 25.3; 25.8; 26.4; 30.9; 32.2; 37.6; 43.4; 58.3; 68.6; 111.2; 117.8; 118.3; 121.0; 123.0; 123.9; 125.2; 126.1; 128.2; 129.8; 138.9; 144.9. LC-MS: m/z: [M+1]+= 497.8, Rt 3.1 min。] [0197] 工程3: 1−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−(ジメチルアミノ)−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサノール 4−ジメチルアミノ−4−(チオフェン−2−イル)−1−(3−(2−(トリエチルシリル)−1H−インドール−3−イル)プロピル)シクロヘキサノール(2.30g、4.6mmol)の無水テトラヒドロフラン(100mL)中の溶液にテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド−三水和物(5.68g、20mmol)を添加し、還流下で4時間、次いで室温で一晩中撹拌した。反応がまだ完全でなかったため、更に還流下で6時間撹拌した。この反応混合物を真空中で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)によりジクロロメタン/メタノール(95:5)で精製した。] [0198] 収量:1.56g(89%)、淡色の固体 融点:163〜165℃。 1H-NMR(DMSO-d6): 1.26-1.37 (m, 2H); 1.41-1.47 (m, 2H); 1.54-1.64 (m, 2H); 1.69-1.77 (m, 2H); 1.85-1.94 (m, 2H); 1.98 (s, 6H); 2.02-2.10 (m, 2H); 2.67 (t, 2H, J = 7.4 Hz); 3.88 (s, 1H); 6.90 (dd, 1H, J = 1.1, 3.6 Hz); 7.00 (ddd, 1H, J = 1.1; 7.0; 8.0 Hz); 7.02-7.05 (m, 2H); 7.09 (d, 1H, J = 2.2 Hz); 7.32 (td, 1H, J = 0.9; 8.1 Hz); 7.38 (dd, 1H, J = 1.1; 5.1 Hz); 7.50 (d, 1H, J = 7.9 Hz); 10.71 (s, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 23.7; 25.4; 31.0; 32.4; 37.7; 43.0; 58.3; 68.6; 111.2; 114.9; 117.9; 118.3; 120.6; 122.0; 123.0; 123.9; 126.1; 127.2; 136.2, 145.0. LC-MS: m/z: [M+1]+= 383.6, Rt 1.9 min。] [0199] 工程4: N,N−ジメチル−4’−(チオフェン2−イル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン(実施例番号13、極性のジアステレオマー及び実施例番号14、無極性のジアステレオマー) 1−(3−(1H−インドール−3−イル)プロピル)−4−(ジメチルアミノ)−4−(チオフェン−2−イル)シクロヘキサノール(800mg、2.1mmol)の無水1,2−ジクロロエタン(100mL)中の懸濁液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルエステル(1.95g、1.59mL、8.8mmol)を添加し、その際、透明な溶液が形成された。この混合物を50℃で6時間、引き続き室温で一晩中撹拌した。この反応溶液を連続して1N炭酸ナトリウム溶液(2×30mL)、水及び飽和塩化ナトリウム溶液(それぞれ30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物(720mg)にメタノール(100mL)を添加し、室温で一晩中撹拌し、その際、淡色の固体が生成した。これを濾別し、メタノール(10mL)で洗浄し、真空中で乾燥し、それにより5:1の比率のジアステレオマー混合物が得られた(290mg(38%))。これを分取HPLCにより分離した。] [0200] 実施例番号13:(極性ジアステレオマー) 収量:37mg(5%) LC-MS: m/z: [M+1]+= 365.2, Rt 3.5。 実施例番号14:(無極性ジアステレオマー) 収量:174mg(23%)。 LC-MS: m/z: [M+1]+= 365.2, Rt 3.8。] [0201] 実施例番号15 工程1: 2−((S)−3−ブロモ−2−メチルプロポキシ)テトラヒドロピラン (S)−3−ブロモ−2−メチルプロパン−1−オール(7.30g、5mL、47.7mmol)の無水ジクロロメタン(100mL)の溶液に、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(4.63g、5.02mL、55mmol)及びピリジニウムトシラート(50mg)を氷冷下で添加し、その後に室温で1時間撹拌した。この反応混合物を、引き続き5%の炭酸水素ナトリウム溶液及び水(それぞれ3×30mL)で洗浄した。この合わせた有機相を、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。] [0202] 収量:11.1g(98%)、無色の油状物。 1H-NMR(DMSO-d6): 0.96 (d, 1.5H, J = 6.7 Hz); 0.97 (d, 1.5H, J = 6.7 Hz); 1.40-1.80 (m, 6H); 1.97-2.13 (m, 1H); 3.22-3.29 (m, 1H); 3.39-3.48 (m,1H); 3.51-3.60 (m, 3H); 3.69-3.79 (m, 1H); 4.53-4.58 (m, 1H). これはジアステレオ異性体混合物である。] [0203] 工程2: トリエチル−[(R)−4−メチル−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ペント−1−イニル]シラン トリエチルシリルアセチレン(6.25g、8mL、44.7mmol)の無水テトラヒドロフラン(150mL)中の溶液を、アルゴン下で−70℃でn−ブチルリチウム(19.6mL、49.2mmol)のヘキサン中の2.5M溶液を添加した。この温度で15分間撹拌した後、ヘキサメチルリン酸トリアミド(19.4g、18.8mL、108mmol)を添加し、更に15分間撹拌した。この溶液に、2−((S)−3−ブロモ−2−メチルプロポキシ)テトラヒドロピラン(10.6g、44.7mmol)の無水テトラヒドロフラン(40mL)を滴下し、その後に室温でゆっくりと加熱した。飽和塩化アンモニウム溶液(40mL)の添加後に、混合物を真空中で濃縮し、残留物を水(150mL)中に収容し、シクロヘキサン/ジエチルエーテル(1:1、3×100mL)で抽出した。この合わせた有機相を、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物(11g)をフラッシュクロマトグラフィー(400g、20×7.5cm)により酢酸エチル/シクロヘキサン(1:30)を用いて精製した。] [0204] 収量:4.58g(35%)、無色の油状物 1H-NMR(DMSO-d6): 0.47-0.58 (m, 6H); 0.90-0.98 (m, 12H); 1.41-1.52 (m, 4H); 1.56-1.74 (m, 1H); 1.80-1.92 (m, 1H); 2.17-2.36 (m, 2H); 3.16-3.27 (m, 1H); 3.36-3.45 (m, 1H); 3.48-3.58 (m, 1H); 3.68-3.58 (m, 1H); 3.68-3.78 (m, 1H); 4.50-4.57 (m, 1H). 13C-NMR (DMSO-d6): 4.0; 7.3; 16.0; 16.1; 18.9; 19.0; 23.1; 23.2; 24.98; 25.0; 26.3; 30.1; 30.2; 32.3; 32.4; 60.9; 61.1; 70.0; 70.3; 82.2; 97.6; 98.1; 107.0; 107.1. これはジアステレオ異性体混合物である。] [0205] 工程3: (R)−2−メチル−5−トリエチルシラニルペント−4−イン−1−オール トリエチル−[(R)−4−メチル−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)ペント−1−イニル]シラン(3.84g、13mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)中の溶液に、2N塩酸(50mL)を添加し、50℃で6時間撹拌した。この反応混合物を引き続き2N苛性ソーダ液(50mL)でpH7に調節し、真空中で濃縮し、得られた水相を酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。この合わせた有機相を、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物(3.33g)をフラッシュクロマトグラフィー(200g、20×5.7cm)により酢酸エチル/シクロヘキサン(1:7)を用いて精製した。] [0206] 収量:1.79g(65%)、無色の油状物 1H-NMR(DMSO-d6): 0.53 (q, 6H, J = 8.2 Hz); 0.93 (q, 9H, J = 6.6 Hz); 0.95 (d, 3H, J = 8.0 Hz); 1.67 (dt, 1H, J = 13.3; 6.6 Hz), 2.12 (dd, 1H, J = 16.9, 7.0 Hz); 2.29 (dd, 1H, J = 16.9, 5.4 Hz); 3.24-3.30 (m, 2H); 4.52 (t, 1H, J = 5.3 Hz)。] [0207] 工程4: トリエチル−((R)−5−ヨード−4−メチルペント−1−イニル)シラン トリフェニルホスフィンジヨージド(10.6g、20.6mmol)及びイミダゾール(4.2g、61.8mmol)の無水アセトニトリル(100mL)中の溶液に、アルゴン下で、(R)−2−メチル−5−トリエチルシラニルペント−4−イン−1−オール(2.18g、10.3mmol)の無水アセトニトリル(50mL)中の溶液を滴下し、室温で24時間撹拌した。引き続き溶剤を真空中で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.5cm)により酢酸エチル/シクロヘキサン(1:9)で精製した。] [0208] 収量:2.60g(78%)、無色の油状物 1H-NMR(DMSO-d6): 0.44-0.59 (m, 6H); 0.87-1.03 (m, 12H); 1.63-1.75 (m, 1H); 2.28-2.32 (m, 2H); 3.29-3.35 (m, 2H, HDOシグナルにより重複). 旋光度:[α]D24 = -2.48° (c 1.0, MeOH)。] [0209] 工程5: (R)−4−ジメチルアミノ−1−(2−メチル−5−(トリエチルシリル)ペント−4−イニル)−4−フェニルシクロヘキサノール トリエチル−((R)−5−ヨード−4−メチルペント−1−イニル)シラン(2.15g、6.6mmol)の無水ジエチルエーテル(100mL)中の溶液に、−85℃でアルゴン下で、tert−ブチルリチウム(7.8mL、13.3mmol)のペンタン中の1.7M溶液を滴下し、その際、内部温度を−85℃に保持した。−85℃で2時間撹拌した後に、4−ジメチルアミノ−4−ペンチルヘキサノン(1.43g、6.6mmol)の無水ジエチルエーテル(30mL)中の溶液をこの温度で滴加し、更に30分間撹拌した。この溶液に、その後で、トリメチルクロロシラン(1.44g、1.69mL、13.3mmol)のジエチルエーテル(12mL)中の溶液を滴下し、ゆっくりと室温に加熱した。この反応混合物に、引き続き飽和塩化アンモニウム溶液(20mL)を添加し、生じた固体(2.00g)を濾過した。この相を分離し、水相をジエチルエーテル(3×10mL)で抽出した。この合わせたジエチルエーテル相を塩化ナトリウム溶液(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。この相から、目的生成物は単離できなかった。生じた固体(2.00g)に、更に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(50mL)を添加し、生じた懸濁液を酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。この合わせた酢酸エチル相を、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で濃縮した。この粗製生成物(351mg)をフラッシュクロマトグラフィー(18g、20×2.0cm)により酢酸エチル/シクロヘキサン(1:2)を用いて精製した。] [0210] 収量:237mg(9%)、無色の油状物。 1H-NMR(DMSO-d6): 0.54 (q, 6H, J = 8.4 Hz); 0.96 (t, 9H, J = 7.8 Hz); 1.03 (d, 3H, J = 6.7 Hz); 1.20-1.40 (m, 3H); 1.52-1.70 (m, 3H); 1.74-1.89 (m, 3H); 1.91 (s, 6H); 2.10-2.34 (m, 4H); 3.85 (s, 1H); 7.19-7.39 (m, 5H). これは均一なジアステレオ異性体である。]
权利要求:
請求項1 一般式(1)[式中、A1は、−N=又は−CR7=を表し、A2は、−N=又は−CR8=を表し、A3は、−N=又は−CR9=を表し、A4は、−N=又は−CR10=を表し;ただし、基A1、A2、A3及びA4の多くても2つは、−N=を表し;Y1、Y1'、Y2、Y2'、Y3、Y3'、Y4及びY4'は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−,−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0及び−NHC(=O)N(R0)2より成る群から選ばれるか、又はY1及びY1'、又はY2及びY2'、又はY3及びY3'、又はY4及びY4'は一緒になって=Oを表し;Wは、−NR4−、−O−又は−S−を表し;R0は、それぞれ無関係に、−C1〜C8−脂肪族基、−C3〜C12−環状脂肪族基、−アリール、−ヘテロアリール、−C1〜C8−脂肪族基−C3〜C12−環状脂肪族基、−C1〜C8−脂肪族基−アリール、−C1〜C8−脂肪族基−ヘテロアリール、−C3〜C8−環状脂肪族基−C1〜C8−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基−アリール又は−C3〜C8−環状脂肪族基−ヘテロアリールを表し;R1及びR2は、相互に無関係に、−H又は−R0を表し;又はR1及びR2は、一緒になって−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR11CH2CH2−又は−(CH2)3−6−を表し;R3は、−R0を表し;R4は、−H、−R0、−COR12又は−S(=O)2R12を表し;R5、R5'、R6、R6'、R7、R8、R9、R10、R18及びR19はそれぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR13、−SR13、−S(=O)2R13、−S(=O)2OR13、−S(=O)2NR14R15、−CN、−C(=O)OR13、−C(=O)NR13、−C(=O)NR0OR0、−NR14R15、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−NHC(=O)OR0、−NHS(=O)1−2R0、=O又は−R0を表し;又はR5及びR6は、一緒になって−(CH2)2−6−を表し、その際、個々の水素原子は−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR13、−CN又は−C1〜C6−脂肪族基によって置き換えられてもよく;R11は、それぞれ無関係に、−H、−R0又は−C(=O)R0を表し;R12は、それぞれ無関係に、−H、−R0、−OR13又は−NR14R15を表し;R13は、それぞれ無関係に、−H又は−R0を表し;R14及びR15は、相互に無関係に、−H又は−R0を表し;又はR14及びR15は、一緒になって−CH2CH2OCH2CH2−,−CH2CH2NR16CH2CH2−又は−(CH2)3−6−を表し;R16は、H又はC1〜C6−脂肪族基を表し;その際、「脂肪族基」は、それぞれ分枝又は非分枝の、飽和又はモノ又はポリ不飽和の、非置換又はモノ又はポリ置換された脂肪族炭化水素基であり;「環状脂肪族基」は、それぞれ飽和又はモノ又はポリ不飽和の、非置換又はモノ又はポリ置換された、脂環状、単環状又は多環状の炭化水素基であり;その際、「脂肪族基」及び「環状脂肪族基」に関して、「モノ又はポリ置換されている」とは、1つ又は複数の水素原子の、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)−OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NH−C(=O)N(R0)2、−Si(R0)3又は−PO(OR0)2によるモノ又はポリ置換であると解釈され;「アリール」とは、それぞれ無関係に、少なくとも1つの芳香環を有するが、環中にヘテロ原子を有していない炭素環状環系を表し、その際、このアリール基は、場合により、他の飽和、(部分)不飽和又は芳香族環系が縮合されてもよく、かつそれぞれのアリール基は、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されてもよく、その際これらのアリール置換基は同じ又は異なり、かつこのアリールのそれぞれ任意でかつ可能な位置にあることができ;「ヘテロアリール」は、1、2、3、4又は5個のヘテロ原子を有する5員、6員又は7員の、環状芳香族基を表し、その際、このヘテロ原子は、同じ又は異なる窒素、酸素又は硫黄であり、このヘテロ環は不飽和であるか又はモノ又はポリ置換されてもよく;この複素環が置換された場合には、この複数の置換基は同じ又は異なり、かつへテロアリールの任意でかつ可能な位置に存在することができ;及びこの複素環は部分的に二環状又は多環状の系であることができ;その際、「アリール」及び「ヘテロアリール」に関して、「モノ又はポリ置換された」とは、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−,−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−Si(R0)3及び−PO(OR0)2より成る群から選ばれる置換基による環系の1個もしくは数個の水素原子のモノもしくはポリ置換であると解釈され;その際、場合により存在するN環原子はそれぞれ酸化されてもよい]の、個々の立体異性体の形態又はそれらの混合物の形態、遊離化合物及び/又はその生理学的に許容し得る塩の形態の化合物。 請求項2 一般式(2)、(3)、(4)又は(5)を有する、請求項1に記載の化合物。 請求項3 一般式(2.1)、(2.2)、(2.3)又は(2.4)を有する、請求項2に記載の化合物。 請求項4 一般式(2.5)、(2.6)、(2.7)又は(2.8)を有する、請求項2に記載の化合物。 請求項5 一般式(6)[式中、A2は、−N=又は−CR8=を表し、R0は、それぞれ無関係に、−C1〜C8−脂肪族基、−C3〜C12−環状脂肪族基、−アリール、−ヘテロアリール、−C1〜C8−脂肪族基−C3〜C12−環状脂肪族基、−C1〜C8−脂肪族基−アリール、−C1〜C8−脂肪族基−ヘテロアリール、−C3〜C8−環状脂肪族基−C1〜C8−脂肪族基、−C3〜C8−環状脂肪族基−アリール又は−C3〜C8−環状脂肪族基−ヘテロアリールを表し;R1は、−CH3を表し;R2は、−H又は−CH3を表し;又はR1及びR2は一緒になって−(CH2)3−4を表し;R3は、−C1〜C6−脂肪族基、−アリール、−ヘテロアリール、−C1〜C6−脂肪族基−アリール又は−C1〜C6−脂肪族基−ヘテロアリールを表し;R5、R5'、R6、R6'、R8、R18、及びR19は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−NO2、−CF3、−OR13、−SR13、−S(=O)2R13、−S(=O)2OR13、−S(=O)2NR14R15、−CN、−C(=O)OR13、−C(=O)NR13、−C(=O)NR0OR0、−NR14R15、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−NHC(=O)OR0、−NHS(=O)1−2R0、=O又は−R0を表し;R13は、それぞれ無関係に、−H又は−R0を表し;及びR14及びR15は、相互に無関係に、−H又は−R0を表す]を有する、請求項1に記載の化合物。 請求項6 N,N,3,3−テトラメチル−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;N,N−ジメチル−3,4’−ジフェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;4’−(3−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−3−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;N,N,4,4−テトラメチル−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;N,N−ジメチル−4’−フェニル−2−(フェニルスルホニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;4’−(ジメチルアミノ)−N−メトキシ−N−メチル−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−2−カルボキサミド;N,N−ジメチル−4’−フェニル−2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;(4’−(ジメチルアミノ)−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−2−イル)メタノール;N4',N4'−ジメチル−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3,4’−ジアミン;N−(4’−(ジメチルアミノ)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3−イル)シンナムアミド;N−(4’−(ジメチルアミノ)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3−イル)−2−フェニルアセトアミド;N−(4’−(ジメチルアミノ)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3−イル)ベンゾ[b]チオフェン−2−カルボキサミド;N−(4’−(ジメチルアミノ)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3−イル)−3−フェニルプロパンアミド;N−(4’−(ジメチルアミノ)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3−イル)−2−フェニルシクロプロパンカルボキサミド;N−(4’−(ジメチルアミノ)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−3−イル)アセトアミド;4’−ブチル−N,N−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;4’−ベンジル−N,N−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;N,N−ジメチル−4’−(チオフェン−2−イル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;4’−(3−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン;4’−(アゼチジン−1−イル)−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン];4’−(アゼチジン−1−イル)−4’−(3−フルオロフェニル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]、4’−(アセチジン−1−イル)−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン](GRT15126H)、N,N−ジメチル−N−(4−ブチル−2’,3’,4’,9’−テトラヒドロ−1H−スピロ[シクロヘキサン−1,1’−カルバゾール]−4−イル)アミン、4’−ベンジル−N,N−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン、4’−(3−フルオロフェニル)−N,N−ジメチル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン、N,N−ジメチル−4’−(チオフェン−2−イル)−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミン、(S)−N,N,3−トリメチル−4’−フェニル−2,3,4,9−テトラヒドロスピロ[カルバゾール−1,1’−シクロヘキサン]−4’−アミンの、個々の立体異性体の形態又はそれらの混合物の形態、遊離化合物及び/又はその生理学的に許容し得る塩の形態より成る群から選ばれる請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。 請求項7 個々の立体異性体又はその混合物、遊離化合物及び/又はその生理学的に許容し得る塩の形態での請求項1から6のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、及び場合により適当な添加剤及び/又は助剤及び/又は場合により他の作用物質を含有する医薬。 請求項8 痛みを治療するための医薬を製造するための、個々の立体異性体又はその混合物、遊離化合物及び/又はその生理学的に許容し得る塩の形態での請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物の使用。 請求項9 不安状態、ストレス及びストレスと関連する症候群、鬱病、てんかん、アルツハイマー病、老人性痴呆、一般的な認識機能障害、学習及び記憶障害(向精神薬として)、禁断症状、アルコール乱用及び/又はドラッグ乱用及び/又薬物乱用、アルコール依存症及び/又はドラッグ依存症及び/又薬物依存症、性的機能障害、心臓血管疾患、低血圧症、高血圧症、耳鳴り、掻痒、偏頭痛、難聴、腸の運動性の不足、摂食障害、拒食症、肥満症、運動器官障害、下痢、悪液質、尿失禁の治療のため、筋弛緩剤、鎮痙剤又は麻酔剤として、又はオピオイド系鎮痛剤又は麻酔剤を用いた治療の際の同時投与のため、利尿又は抗ナトリウム利尿、抗不安のため、運動活力の調節のため、神経伝達物質放出の調節のため及びそれに関連する神経変性疾患の治療のため、禁断症状の治療のため及び/又はオピオイドの中毒能力の低下のための医薬を製造するための、個々の立体異性体又はその混合物、遊離化合物及び/又はその生理学的に許容し得る塩の形態での請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物の使用。
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